「自分と」旅行に行く
私は料理が苦手で
(食べることに興味がないので料理するモチベーションが湧かない)、
人に嫌われるのも怖くて、いつもいつも彼氏に頼っている。
料理は毎日彼氏が担当。
人に言われて傷ついたことも、全部彼氏が分析して慰めてくれる。
私のあそこに行きたい、あれが食べたい、これがしたい、ってリクエストも全部叶えてくれる。
この居心地良さったら、ない。
だからたまに、
「彼がいなくても生きていける自分」になりたくなって、旅をしたくなる。
確かめたくなる。試したくなる。
頑張れば料理出来るようになるかもしれない。
人になにか言われても、本当は全然傷つかないかもしれない。
彼が側にいることで、彼の側にいることで、
「出来ない自分のままでいたほうがいい」と決めつけて、このままの自分をあえてキープさせてるんじゃないかと。
壇蜜が結婚の発表のときにこんなことを言っていた。
私はずっと、
「あなたがいることでようやく生きていける」という状態が、結婚やパートナーシップだと思っていた。
人と人で頑張って支え合っていくことだと。
けど、もしかしたら違うのかもしれない。
本当は、
人は「1本でも立てる木の柱」であり、2本あれば「より強度が増す」家みたいなものがパートナーシップなのかもしれない。
その、1本でも立てる木の柱になりたくて、
旅に出ることにした。
あみーご