ぐらしあすの「HSPと百貨店」
先日ある品物を買いに某百貨店に行った。
通販でも買えるが、手元に届くのに時間がかかりすぎる。
百貨店に行くと、必ず苦しくなる。
というのもまずぐらしあすは人混みが苦手であると同時に、もっとも嫌なのが、お店の人がたいてい通路側に立って「いらっしゃいませ」という。
お店の人にとってはまあ当たり前のことだが、HSPのぐらしあすは、「そっとしておいてほしい」といつも思う。
「いらっしゃいませ」と言われても、普通にしておけばよいが、いつもたいてい「どうも」みたいな感じで、限りなくぎこちなく身の置き場がないように、通路の両側が気になって仕方がない。
いちいち店舗のブランドや、お店の人の立ち位置、レイアウトが気にかかる。
そして何よりも、品物を買いに行ったぐらしあすが、逆にお店の人に品定めされている(被害妄想か)ように感じてしまう。
たまたま歩く動線が女性の下着売り場なんて日にゃ、変態扱いされないように、ただたまたまそこを歩く以外他ならないようなすました顔で、まっすぐ前だけを見て歩く。
そして、男性物のスーツ売り場なんかを歩いた日にゃ、「今日はスーツを求めているのではなく、別のものを探しているんですよ」みたいなオーラ全開で歩く。
前から歩いてくる、見た感じまさに有閑マダム。
なんかすべてが余裕だなという変な引け目を感じてしまう。
これって自然体ないことがすべてを醸し出す。
通路を歩くたび、気分が悪くなり軽い吐き気に見舞われる。
安物のチノパンと、おしゃれなようでいてそうではないようなシャツを着て歩くぐらしあす。
その日は、たまたまマスクを忘れてしまった。
周りの人はほとんどマスクをしている。
購入したいものを売っている店に急ぎ、マスクを着けていない自分がいかにも非常識な人物だと自責の念に駆られ、声も細々とすぐさま購入し、一目散に駐車場に向かう。
HSPのぐらしあすにとって、百貨店に行くことは結構覚悟して行く。
カジュアルではない、高級感漂う百貨店はできるならば行きたくない。
これって被害妄想と、自信のないぐらしあすを表しているものであると思っている。
ちなみに、抗不安薬は全く効果がない。