「たら」の世界から「いま、ここ」へ
学校帰りの小学生の孫を時々預かることがあります。
宿題になかなか取り掛からず、始めても集中力が続かない孫に
「宿題終わらせたら、アイスクリーム食べよう」と、おやつやゲームで釣ってしまう事が多々あります。
自分の子育ての時のデジャヴみたい…
「成績上がったら、○○買ってあげる」
「がんばったら、ご褒美あげる」
「言う事聞いたら・・・」
「たら」の世界に子供や孫たちまで入れようとしている自分がいます。
私自身も自分に対して「たら」の条件付けをしているからです。
「この時期を乗り越えたら、好きな映画をいっぱいみよう」
「この悩みが解決したら、何も心配はない」
「たら」が叶えば、すべてが満たされて幸せになれると信じているから。
実際に「たら」が叶えば、握り占めていたものから解き放たれた解放感を味わうことができます。
でも、それはほんのひと時のことで、すぐに別の「たら」を設定してしまう。
「満たされている」とか「幸せ」をどこか遠い所にあるかのように遠ざけています。
幸せって、どんな状態にあっても「いま、ここ」にあって、ありのままの自分を「これで良し」と感じることで得られるのに。
「たら」の世界は、自分が勝手に「あるべき」姿として設定しているものだから、そんな時は「いま、ここ」に自分を戻して幸せに浸ろうと思います。
「しあわせ~」と思える時間を少しでも長くする訓練だと思って!
そうすれば、どんな時も、あるがままの自分で、自分の心にしあわせを選択できるようになると思うから。
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