本当の身体年齢は”背骨”が決める?!
こんにちは、Amiです!
今日のテーマはズバリ、背骨です。
背骨って、背中の真ん中に縦に連なっている骨でしょう?ってことは皆さん想像がつくと思います。
どう連なっているかというと、上から順番に、
頚椎7個、胸椎12個、腰椎5個、仙骨( 仙椎5個がひとかたまりの骨に癒合)、尾骨
というふうに、小さい骨が全部で24個 [+尻尾(が退化した骨)]という構成になってます。
この1個1個が連なっている間が、全て関節になっていて、曲げる・伸ばす・左右に回旋する動きを持っています!
ん〜解剖学みたいで難しい。
覚えなくて大丈夫です。本題はここから。
背骨の役割は何だろう?
背骨は身体の中心に通っている、いわば木の幹の部分です。
そこに枝葉がついていきます。
枝葉というのは頭や手足もそうですが、体幹部分の筋肉や靭帯も、ほとんどは背骨についています。
そして筋肉が伸びたり縮んだりするには、筋肉のつく骨が近づいたり離れたりする必要があります。
背骨には体幹部分の身体を支えるために必要な筋肉が、小さいものから大きいものまでたーくさん付着しています。
つまり、背骨が柔らかくないと、うまく体幹の筋肉が使えない!ということになりますね。
他にも、背骨の中には、全身に命令を伝えるための大切な神経「脊髄」が通っています。その横に、全身に栄養を送る血管もあります。
さらに、身体の中のいろんな調節を果たす自律神経もここに集まっています。呼吸、眠りの深さ、食べたものの消化吸収、排泄機能など生きるために必要なことをコントロールしています。
人が生きるために無くてはならない組織をしっかりと守るために、背骨で包まれて、全身に運ばれるしくみになっているんですね。
年齢と柔軟性の関係って?
筋肉が柔らかいのは何となく体に良いイメージがあると思いますが、実は骨も神経も血管も、柔らかい方が十分に機能を発揮してくれます。
柔らかければ良い?って不思議だと思いますが、
若い枝は「たわみがあって弾力もある」のに対して、枯れ枝は「水分がなくてポキっと折れる」イメージなら持ちやすいと思います。
これは人間の身体にも言えることです。
小さい頃は、無茶な転び方をしてもかすり傷ですんだのに、いつからか怪我をすると治りにくくなって、中年くらいになるとちょっとしたことで骨折などの大怪我に繋がってしまうこともよくあります。
これはなぜか?
子供は怪我をせずにいろんなことにチャレンジして成長できるように、体が柔らかくできているんです。
そして大人になるにつれて、成熟していきます。
身長が大きくなっても支えられるように、骨は強く・太くなり、20歳くらいまでは体を支える準備をしていきます。
ここからは生活次第で変わっていきます。
例えば、身体を伸ばしたり捻ったり、いろんな方向に伸び縮みするような運動を繰り返す習慣があれば、骨や筋肉、神経、血管も、たわみのある柔軟な状態をキープすることができます。
しかし20歳くらいからちょうど、私たちは運動習慣が減りやすくなりませんか?
部活動などのスポーツからも離れ、運転免許を取り、お酒を飲むなど人付き合いの仕方も変わっていきます。就職してからは、なおのこと運動する時間もなく、忙しい日々が待っています。
こうしてだんだん、私たちの身体は硬くなり、老化の道を辿り始めるのです。
本当の年齢は背骨が決める!!
それでは、柔らかい方が良いのなら、マッサージに行って揉んでもらえば良いの? ストレッチをすれば良いの?と思われるかもしれません。
よくされるのは肩や首・腰のマッサージでしょうか。よく行われるストレッチは、開脚してお辞儀するとか脚を伸ばすものが多いですよね。
それももちろん、リラックスできて幸せとか、体が伸びて気持ちが良いとか、そういった目的のためには取り入れて良いのです。
でも、根本的に身体を支えているのは ”背骨”であり、そこについている筋肉や靭帯たちです。
逆にいれば、背骨が柔らかくなれば、必然的に身体は柔らかくなり、筋肉も十分に伸び縮みしやすくなります。そうすることで体幹部分がしっかりと働きやすくなります。
木の幹がドシッと安定して構えてくれれば、枝葉は頑張らなくても風に揺られていれば良いのです。
さらに背骨が柔らかいということは、そこから動きたいときに最小限の力で動けます。
例えば、自分の真後ろにあるお茶が取りたい時、今までだったら腕を長ーく伸ばして、それでも無理なら2,3歩動いて向きを変えてから取っていたのに、背骨の動きでひょいと後ろが向ければ、手の力も足を動かす労力もほとんど要りませんね。
そういった生活ができれば、それがまた背骨の捻りやたわみを生み出し、自然に若さを手に入れることができます。
痛いのに無理をしてえいやッと取るのは違いますよ!笑
しなやかな背骨を手に入れると、
・全身への栄養血管がよく働き、疲労回復にもつながります。
・体幹がしっかりし、基礎代謝が上がれば、体重減少も夢ではありません。
・大きな筋肉を使わなくても最小限の力で済むようになれば、手足は細くてもしっかり力が発揮でき、見た目の姿勢は美しくなりますね。
・自律神経が整えば、眠りも深くなり、食欲も湧き、気持ちは安定していきます。
外側からも内側からもキレイになり、若さを取り戻すことができるのです!
”背骨のしなやかさが、身体とこころの若さに繋がる”
今日はそんなお話をしました。
どんなことを意識すれば、しなやかな背骨を手に入れられるのか?
それはまた今度。
ゆっくりお話ししますね。
皆さんにHappyが届きますように。
最後までお読みいただき、
ありがとうございました!