読書感想文「オリバー・ツイスト 上」チャールズ・ディケンズ、山本史郎・斎藤兆史(偕成社)
N予備校でシナリオの例に挙げられていたので、滞った思考を活性化できるかもしれないと思い読み始めました。
イギリスの古典です。すっぱい埃のにおいがしないこともないですが、概しておもしろく読めました。
救貧院という施設でオリバーがおかわりを要求したときの、「おかわりだって?!」という大人たちの狼狽のしようがすごかったです。
救貧院の委員たちが、経費削減のためか、施設で提供する食事をとても少なくしていて、おかわりなどもってのほかだったとはいえ、「おかわり」という幼い子供のような言葉に本気で度を失うさまを、一度本でお読みになってみてください。