推しってなんだ。
私は学生の頃から結構長いことバンギャルでその頃は推しって言葉もなかったんだけれど。推しキャラって言われるといっぱいいすぎて絞れない。
オタクなので常に何かしらのキャラにはハマっている。それについて語るとオタク特有の早口になる、それはもう典型的な感じ。
そんな中で割と長く続けているのが刀剣乱舞なんだけれど、実は推しは歴代数回変わっている。
始めた当初周りの予想では私が好きな声優さんということで三日月宗近にハマるだろうと予想されていた。あと見た目では和泉守兼定。最初特に好きなキャラもなく初めて半月ほどで、にっかり青江にハマることになる。
その年に丸亀にも一人で行ったし、1年くらい推してたと思う。
その後しばらく刀剣乱舞から離れて(ログインしてなくて)現在の最推し明石国行のドロップイベントでゲームを再開するんだけど、当然明石国行は来なかった。かわりに源氏兄弟にハマる。この頃だいぶ病んでたのだけれど、まあそんなどん底期を私は源氏兄弟を推すことで生き延びる。
明石国行にハマったのはこの一年後だ。
京のかたな展で本体を見たのだ。キャラとして把握していたのは「関西弁の胡散臭いメガネニート」という(※イメージ)こと。イラストの見た目。声優さんのことも当時は恥ずかしながら知らなかった。
随分綺麗な刀だなという感想と、なんだかよく分からないけどこれだけ綺麗ならあのキャラでも仕方ないかと謎の納得をしてしまった。
でも私のゲーム内の本丸にはそれから半年くらい明石国行が顕現することはなかった。私の本丸で一番長いこと本丸に不在だったのが明石国行だ。
顕現する前にミュージカル経由で大倶利伽羅にハマったりもしたが、その後ミュージカルにも実装されて私の明石国行への沼はますます深くなっていく。
何が好きと言われるとキャラクターとしては顔なんだけど。二次元キャラなのでとにかく顔が好きというのはアリだと思う。だって「働きたくない」って言ってるのが許されるのなんて見た目が良くて二次元の存在だからじゃないか。二次元の推しにまで性格を求めてどうする。
あと刀剣乱舞をご存知の方はわかると思うのだけれど、ゲーム内でわかるのは数枚の立ち絵とほんの少しのセリフだけ。キャラクターとしては数行にまとめられたプロフィールのみ。刀そのものの来歴なんかは調べればいくらでも出てくるけれど。それが私には良かった。
刀剣男士には解釈違いが存在しない。
だって本丸ごとの個体差だから、で全て片付くのだ。元々刀剣男士っていうのは刀の付喪神で、刀そのものとその歴代の持ち主とのエピソードはあれど、刀剣男士の今の主はその本丸の審神者なので、本丸の数だけそれぞれの審神者にとっての刀剣男士がいる、と私は思ってる。
なのでぶっちゃけミュージカルの明石国行はうちの明石国行はそんなんじゃないけど、ミュージカル本丸はそんなふうに育ったのね、として全く別の男士として認識してる。だってうちの明石国行は私がうちわ持って「ピースして」とか出しても無視してそこに寝そべるようなタイプだし。通り過ぎて戻ってきて微笑みかけてくれるファンサなんて絶対しない、私の真後ろに蛍丸が居ない限りは。でもミュージカルの明石国行は微笑みかけてくれるし手を振ってくれる。ていうかうちの明石国行は歌ったり踊ったりなんてきっと出来ない。踊ろうとしたら足がもつれてこけてしまう、そんな明石国行が私の本丸の明石国行で私の好きな明石国行だ。審神者にあまり興味なんてなくてでもなんかあったら助けてはくれる。それも全部私の妄想上にいる明石国行でしかない。
本丸によって違うよねって解釈ができるから私が今でもゆるゆるとゲームを続けて明石国行を推していられるのだ。
え、これって推しキャラのこと語れてるの?
魅力とかってその本丸の審神者次第だと思っていて、どういうところがいいかも人それぞれじゃないかなと思っちゃう。
刀本体については去年大阪で展示があった時はかなり足繁く通った。夜間開館日は穴場で数分間1人で展示ケースの前で明石国行を色んな角度から見たりできた。キャラクターとして好きなのはもちろんなのだけれど、私は本体のこともとても推しているのだ。
これタグの趣旨に沿えてるのか怪しいんだけど。私の推しキャラは明石国行(刀剣乱舞)です。
全次元の明石国行が私の推しです。