北の国から・・自分の寿命をはかる
北の国からは40年ほど前のドラマだ。
なんでも田中邦衛さんが46歳の時の作品で
最近お亡くなりになった。
40年ってあっという間。
正直ビビっている。
ついに北の国からをFODでドラマを見始めてしまい
今第三話だ。
あの作品ってなんか10年くらい連続でやってたように
思えるのだけど
連続ドラマはたった2クール。
つまり半年24回の連続ドラマだった。
もっというと、オンエアされたときは
24話すべて撮り終えてたという。
なんかずっとやってるなーと思えるのは
スペシャルドラマのせいだと思われ・・(笑
わたしの40年前は10代だった。
ガラスの10代だったらいいけれども
まぁ部活に明け暮れる辛い毎日で
思い出したくない。
私はあの頃10代だったから今50代。
純君や蛍ちゃんも40代だろう。
ドラマは・・
カラーでいしだあゆみさんや
竹下景子さん
原田美枝子さんは
もうびっくりするほど美しくて
見入ってしまった。
竹下景子さんが・・
ドラマの冒頭の喫茶店で
いしだあゆみさんと濃い話をしながら
徐に
煙草をふかすんだけど思いきり
「吸うんかいっ!」
って突っ込みたくなった。
そしてもっというと
小学校の先生役の
原田美枝子さんが
職員室で煙草を吸うシーンがあるのだけど
「えええええっ!ないないない。通報される」
ドキドキしてしまった。
時代だなぁ。本当に時代。
40年前なんてあのドラマを見てると
最近のように思えてならないのだけど
ちょいちょいそんなシーンを見るたびに
「昭和ってそんな時代だったなぁ」って思う。
もっというと
こないだの北の国から87では
美保純さんと岩城滉一さんが
別れ際に
「バイビー」と言っていたので
悶絶してしまった。
40年ぶりくらいに聞いた。(笑
古い化石を掘り起こしたような気持になった。
40代の職員に「バイビーって知ってる?」って聞いたら
「なんすか?それ」って言われた。
ナウいとか流行ってた時だ。死語だ。
話を戻すと
46歳の時主演したドラマの田中邦衛さんが
86歳で亡くなった。
時間というのは誰にも平等に訪れる。
私が思ったのは・・
あのドラマが40年前=あっという間
今から40年後って90代なんだけど
案外あっという間なんだ。
と思ったのだ。
自分は確実にこの世に存在しないと思われ・・
北の国からを観て
「これって40年前のドラマなんだねー」ってのが
今から40年後はもうこの世にいない。
北の国からのドラマは観れるかもしれないけど
自分がこの世に存在しない。
何とも不思議な気持ちになった。
じゃあ今日からピシッとちゃんと気合を入れて
生きようとか思うかなと問うてみると
「まぁ‥それは明日からでもいいんじゃんない?
とりあえず、あつ森。今日は釣り大会だし」
なんて思っちまう愚かな私(-_-;)
こないだ
今の人って
昔と比べて確実に10歳くらい若い設定で生きてるという話をしていた。
今の60代なんて現役バリバリで
50代くらいだ。
私の祖母は61歳くらいで亡くなったけど
おばあさんって感じだった。
腰が曲がってるとかではないけど
写真を見ても
着物ではないけど
長い反物で出来たスカートのようなものを履いていた。
60代?わかっ!って感じではなかった。
あああ。北の国からを見ていると
タイムスリップをして
40年前から帰ってくる気がする。
だから見てると
どっと疲れる。
だって、こないだ書いたように
「たいへんそう。ほんとうに」と思うから。
そして毎回
40年後はもういないんだ。死は誰にでも訪れるから・・
と思う。
私は伊豆大島が好きだ。
なんであそこが好きなのかというと
多分
妙な懐かしさががあるから。
40年前?案外最近じゃん!
って思う現在と丁度現在と
中間くらいのノスタルジーを感じる。
空も海も砂漠も。
昔からそのままできっとこれからもそのまま。
今日も観てしまう。北の国から。
1日3話みても1週間かかる。
私の心はずっと揺れるけど
観終わった後何か変わるかもしれない。
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?