食べるならどっち⁉-夏の麺編-
連日の猛暑で食欲が落ちている透析患者さんは多いのではないでしょうか?ただでさえ、週3日の通院は大変で、除水量が多い日は特にぐったりすることもあり、真夏は冷たい麺を食べる機会も増えるかと思います。
そこで、同じような料理や食材でも栄養成分に大きな差があることを知って頂くために、アメノメソッドオリジナル「食べるならどっち⁉」シリーズでお届けしたいと思います。(過去のアメブロでは、鏡開き編・中華まん編・和麺編・ルウ編・チョコレート編・チーズ編を掲載しています。)
それでは、今回の食べるならどっち⁉-夏の麺編-
韓国風冷麺と冷やし中華です。食品成分表では冷麺(生)と中華麺(生)で表示されており、下記にまとめてみました。
生麺 1玉重量 エネルギー 蛋白質 カリウム 食 塩
冷 麺 120g 302kcal 4.7g 71mg 1.6g
中華麺 120g 337kcal 10.3g 420mg 1.2g
いかがでしょうか?中華麺はエネルギー・たん白質が多く、食塩が少ないのは大変良いですが、カリウムがかなり多く含まれていますので、注意が必要です。(ゆでた場合、カリウムは約70%減りますが、麺類は1食当たりの重量が多いので、なるべくカリウム含有量の少ない食品を選びましょう。)
血液検査でカリウムが高めの透析患者さんにとっては冷やし中華よりも韓国風冷麺がおすすめです。