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映画のすゝめ:『トランスフォーマー/ONE』(2024)104分


はじめに

皆さんロボット映画はお好きですか?
私は正直苦手です……。
特にロボットバトル物は自分から進んで観ることはほとんどありません。
そんなロボットバトル物の代表格とも言える『トランスフォーマー』シリーズ。
タイトルは知っていながらも、1度も観ようと思わなかったこのシリーズの最新作に、私の推しクリス・ヘムズワースが声優出演する。
そんなのファンとして観ないわけにはいかないだろ。
今回の最新作はシリーズの前日譚とのこと。
それでもクリヘムボイスを心の底から堪能するためには、勿論ファンとしてシリーズ全て鑑賞済みで挑む必要がある。
と言うことで全部観ました。
そして先日、映画館に公開したばかりの最新作を観に行きました。
Dolby 3D字幕。
最高でした……。
「『トランスフォーマー』って言ったってアニメでしょ……?」
そう思ってるあなた。
今すぐ観に行ってください。
「『トランスフォーマー?』なにそれ?」
そんなあなたも今すぐ観に行ってください。
知ってる人も知らない人も楽しめるそんな素晴らしい作品に仕上がってました。

まずは予告編どうぞ。

分かり易いように日本語吹替版の予告を貼らせていただきましたが、クリス・ヘムズワース推しの私としては、ぜひとも字幕版で彼の低音ボイスを楽しんで頂きたいです。
字幕版の上映は吹替版に比べ少ないですが、時間の合う方はぜひ字幕版も候補にお入れいただけると嬉しいです。

あらすじ

宇宙の彼方に存在するサイバトロン星。
この星では意思を持ち、トランスフォーム(変形)するロボット生命体が暮らしていた。
サイバトロン星では、彼らのエネルギー源であるエネルゴンを生み出すマトリックスが失われ、地下に眠る微量のエネルゴンを掘り出す毎日を送っていた。
そんな採掘係であるオライオン・パックスと彼の親友D-16。
お調子者で猪突猛進のオライオン、保守的思考を持つがいつもオライオンに振り回されるD-16。
彼らは最高の親友同士だ。
トランスフォー厶する能力を持たない彼らは、いつか力を身に着け、サイバトロン星を救うヒーローになることを夢見ていた。
ある日、失われたはずのマトリックスの手がかりを見つけた2人は、新たな仲間エリータとB-127とともに危険だと言われている地表に飛び出すのだった。

左からオライオン・パックス、エリータ、B-127、D-16

感想※ネタバレ有

アクション有り!コメディ有り!友情有り!出会い有り!別れ有り!正義有り!そして勿論ロボット有り!!クリヘムのイケボ有り!!!!!

勿論トランスフォーマーシリーズ全く知らないよ!っていう人も楽しめる作品ではあるのですが、私的にはやっぱり全部分かった上で観に行くほうがしっかり楽しめるかなという感想でした。
ONEの後に何が起こるか分かっているからこそ楽しめる。
ですのでトランスフォーマーシリーズは好きだけど、アニメだしなぁ……と観るのを躊躇している人にこそ観ていただきたいです。

以下ネタバレあり。


トランスフォーマーシリーズを観ている人なら絶対に知っている設定。
オプティマス・プライムとメガトロンの敵対関係。
かつて親友同士だった彼らが如何にして決別したのか。
なぜ昨日の友が今日の敵になったのか。
それはお互いの正義を貫いた結果です。
オプティマスもメガトロンもどちらの正義も間違っていないのが辛いところ…。
ただ道徳的に正しいとされるのがオプティマスの正義なだけであって、それだけでメガトロンに"悪"という レッテルが貼られてしまうのは辛いところですね。
最初は同じ夢を抱いていたはずなのに、現実を知った2人の見ている未来が徐々にすれ違っていく……。
親友だけど本質の違った2人が異なる道を歩むのは必然的なのかも知れませんが、やっぱり友情だけは壊れずにいて欲しかったです。

それでもやっぱり長年待ちわびていたマトリックスを取り戻し、悪事を暴いたオプティマス・プライムが神格化されるのは納得がいく流れです。
映画のトランスフォーマーシリーズだけしか知らないトランスフォーマー初心者の私としては、オプティマス・プライムってなんでこんなに崇め奉られてるの…?と思っていたので、その謎がこの映画で解けたことになります。
そりゃ皆、オプティマス・プライムが来たから大丈夫!!ってなるよね。

きっとこの映画を観た後に再度シリーズを観直してみると、また違った視点で楽しめるのかもしれませんね。

また今作主人公2人と共に冒険に出たエリータとB-127(後のバンブルビー)もとても良いキャラをしていました。
特にバンブルビーはこれまでのシリーズとは少し違った一面を見せてくれました。
地層深くで一人孤独に廃棄物処理をしているけど、お喋りなバンブルビー。
これまでのシリーズでは大半の時間を声を奪われていたバンブルビーが実はお喋り大好きだったなんて、なんて可哀想なんでしょう。
なんだか『ビースト覚醒』のミラージュを彷彿とさせるバンブルビーも新鮮でとても素敵なキャラでした。
元々バンブルビー推しの私。
さらにバンブルビーを好きになりました。

そしてやはり今作の1番の推しポイントはクリヘムの低音ボイスですね!!
クリヘムボイスの
I am Optimus Prime.
はまさに耳福……。
それにオライオン・パックスという、お調子者で猪突猛進。考えるよりも先に体が動いちゃうけど、人を惹きつけるリーダー的な魅力を備えている。
そんなキャラクターにクリス・ヘムズワースという俳優がとてもぴったりでした。
オライオン・パックスにクリヘムの声をあてた人に盛大にお礼を言いたいぐらいです。
覚醒前と覚醒後に声色が変わっているのも、個人的には最高でしたね。

ちなみに私の一番好きなシーンは、コグを手に入れた4人が初めてトランスフォームにチャレンジするシーンてす。
思うようにトランスフォームできないのに、追手はすぐ後ろまで迫っている。
そんな中でトランスフォームしようとして突然首がなくなり、前が見えなくなったオライオンにはついつい笑ってしまいました笑

と、ストーリーもクリヘムも心行くまで楽しめた『トランスフォーマー/ONE』。
文句なしの出来栄えでした。
皆さんはご覧になった感想はいかがでしたでしょうか。

それではここまでお読みいただきありがとうございました。
また次の投稿で。

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