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映画のすゝめ:『オテサーネク』(2000年)132分


はじめに

皆さんダークファンタジーはお好きですか?
ダークファンタジーといえば『ハリー・ポッター』や『ロード・オブ・ザ・リング』などが有名かと思いますが、今日はチェコ製のダークファンタジーをご紹介いたします。
チェコの民話を基に作られたエヴァ・シュヴァンクマイエルヴァーの絵本『オテサーネク』をご存知でしょうか?
この絵本を映像化した映画『オテサーネク』
子供向けでありながらストーリーは勿論のこと、画の撮り方が気持ち悪く不快感を感じる作品となっております。

それでは予告編はこちらから。


あらすじ

長い間不妊治療をしているが子どもを授かることができないホラーク夫妻。
妻は子どものできないストレスが最高潮に達していた。
ある日、庭で掘り起こした切り株が赤ちゃんの形をしているように見えた。
夫は妻のせめてもの慰めになればと、無駄な枝を切り落とし妻に渡したのだが、狂ったように切り株の世話を始める妻。
恐怖を感じた夫だったが、妻に言われるまま切り株の世話を共にすることに。
するとなんと切り株が本当の赤ちゃんのように動き出したのだ。
オチークと名付けた切り株に、夫婦は求められるがままミルクをあげ続ける。
しかし、次第にオチークのお腹はミルクだけでは満たされなくなり……。

感想※ネタバレ有

怖さレベル2/5、気持ち悪さレベル4/5
オチークが人を食べてしまうシーンなどそこまでグロさもないように感じるが、何より頻繁にドアップで映し出される人々の口元が気持ち悪い。
そして隣人の家で作られるご飯の見た目の悪いこと悪いこと。
全く美味しくなさそうで食欲が半減しそう。
チェコの料理はあんな感じなの……?
それとも映画のためにわざと美味しくなさそうな見た目にしてるのかな?
あと最上階に住んでるおじさんの気色悪さ断トツでした!
小児性愛者は滅んだほうが良い。
オチークの餌になって正直ちょっとスッキリしちゃった人は多いのでは?

そして前半はオチークの母親にイライラし、後半は隣人の娘にイライラしっぱなし!
そんな怪物今すぐ叩き切れ!
百歩譲って母親はまがいなりにも大切に大切に育ててきた我が子、愛情も形成されているだろうから簡単に捨てられないのはまだ分かる。
どんなに他人を傷つけようと結局は我が子が可愛いのだろう。
だがしかし、隣人の娘お前は別だ。
なーにそんな怪物勝手に育ててるんだ!
食べさせてあげるものがない……あっそうだ!アパートの住人を食べさせよう☆じゃないんよ……。
くじでたまたま気持ち悪い小児性愛者とオチークの父親に決まったけど、全く関係のない管理人さんとかだったらどうするんだ。
てっきり私は隣人の娘がオチークにトドメを刺すんだと思ってたのに、ちょっと期待外れ。
まぁそれは原作の絵本がそういう結末になってるから致し方ないのでしょう。

と、イライラしながらも終始うぇ……という不快感を抱きながら見れる一風変わったホラー映画でした。

ご覧になった方は、ぜひコメント欄で意見交換できたら嬉しいです。
ここまで読んでいただきありがとうございました。

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