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UI/UXデザイナーの転職活動記【面接対策編】

noteへの投稿は久しぶりになります、デザイナーのameko(@tk04amedama)です。

この春、ちょうど丸5年というタイミングで、これまでお世話になってきた受託の制作会社から離れ、プロダクトデザイナーとしてSaas企業へ転職しました。

自分が転職活動をするににあたり、参考としてnoteを含め多くのメディアで、デザイナー転職の記事をたくさん読んでいたのですが、ある程度経験を積んでからのデザイナー転職の記事って、思ったよりも数が少なく、、「あまり具体的な情報が出てこない…不安だ…」となりました。

なので今回の投稿では、私の事例が、一つのデザイナー転職の参考事例として、どこかの誰かの役に立てば良いな!と思いこの記事をまとめています。

デザイナー転職といえば、大きな壁として立ち塞がるのが「ポートフォリオ」と「面接」だと思っているので、その2大障壁について、自分なりに工夫したポイントや対策などをまとめていきたいと思います。

とても1記事ではまとめきれなかったので、今回は後編として「面接対策」をメインに解説します。(前編の「ポートフォリオ作成編」はこちら


面接対策といっても、大切になるのは面接の最中の行動だけではありません。それ以前の、企業に応募する前の事前準備や下調べもとても大切な面接対策の一部になります。

そのため、この後編では「応募前の準備〜面接後の対応」までを含めて、「面接対策編」として解説していきたいと思います。

応募する前の準備

前編の工程を経て、ポートフォリオがある程度まとまったら、いよいよ本格的に転職活動を始めるための準備を進めていきます。実際に企業に応募することをスタートだと考えて、まずはそのスタートを切るまでの準備として以下の5つを行いました。

01.転職の軸を決める

まずは、今回の転職活動の軸を決めます。

「何をゴールとするか?」「新しい職場に自分が求める必須条件は何か?」といった条件をしっかり考え、整理し、言語化しておくことで、この後のエージェント登録や企業への応募、内定承諾などなど、活動の中の要所要所の判断で無断に悩むことを避けることができます。

また面接の中でも「転職の軸」は聞かれることが多い質問だったので、一番初めの段階で、人に伝えることを念頭において言語化しておくと後々楽でした。

ちなみに私が今回の転職活動の軸にしていたのは、以下の4点で、面接の場では主に一番上の「プロダクトのグロースのフェーズに継続して関わることができる」を一番の軸として伝えていました。

  • プロダクトのグロースのフェーズに継続して関わることができる

  • UIデザインにより注力できる環境で、UI/UXデザインの両方に関わることができる

  • 1つのプロダクトに対して複数のデザイナーがチームで関わっている環境に身を置きたい

  • 年収を希望額以上まで上げる

そしてこれらの条件を、一つにまとめると以下のような企業像となり、今回の転職活動ではこちらを軸として会社を探し、選んでいきました。

自社でプロダクトを持っており、社内にデザイン組織のある、ある程度規模の大きな事業会社

02.エージェント登録

エージェントに登録するかどうかは、人それぞれだと思います。私は今回含めて計3回転職していますが、前2回はエージェント登録はせず、自力で応募していました。ただ今回はこれまでよりも規模の大きな会社かつ、年収を大幅にあげたいという希望があったので、プロの方にアドバイスいただいた方が良いだろう、と考えお願いしました。

今回私がお願いしたのはデザイナー特化のプラットフォーム「ReDesignerさんです。ポートフォリオ・応募書類の添削、面接対策のアドバイスを初め、応募する企業選びから、内定承諾の判断まで、しっかりとサポートいただきました。

実は「ReDesigner」さんにお願いする前に、デザイナー特化ではない大手の転職エージェントに登録もしていたのですが、紹介いただく求人数は多かったものの、「デザイン職」で一括りにされてしまい、UIデザイナーの求人だけでなく、Webデザインや、さらにはグラフィックデザインの求人もまとめて紹介されるような状態でした。

加えて「ReDesigner」さんで紹介いただいたような、規模が大きい会社、かつ年収を大幅に上げることができる求人などは、そもそも紹介すらしてもらえなかったので、自分に合ったプラットフォームで活動することの大切さをすごく実感しました。

振り返ってみて思うのは、私は自分で考え判断し、どんどん進めていきたいタイプだったので、基本的には自分のペースで進めていって、相談したい時に都度お願いできるという「ReDesigner」さんサポートスタイルが合っていたのだろうなということです。

強いてデメリットを挙げるとすれば、大手の転職サイトに比べて、登録求人数が少ないということですが、今回私が対象に定めていた「自社でプロダクトを持っており、社内にデザイン組織のある、ある程度規模の大きな事業会社」は結構な数求人があったので、自分が応募したい層の企業がありそうか?ということをまずは相談してみることで避けられるデメリットかなと思いました。

03.応募企業を決める

ここまでの工程で、ReDesignerのエージェントさんにサポートいただくことになり、転職の軸などもしっかりお伝えし、転職の方針が定まりました。

なのでここからは、早速応募していく企業を決めていきます。

働きながらの転職活動なため、同時に選考を進める企業が多すぎると自分の首を絞める結果になりそうだと考え、エージェントさんのアドバイスもあり、今回は同時並行は3〜4社と決めて活動を進めていきました。

最初の応募企業を決める際には、元々気になっていた企業+エージェントさんに紹介いただいた企業含めて10企業ほどピックアップし、まずはその中から優先順位をつけて3企業に応募していきました。

反省点
初めの応募時点の反省点なのですが、後述するように、面接の序盤はまだ慣れていないこともあり、面接の結果はボロボロでした。
そのため、企業の方には申し訳ないですが、初めの2、3企業くらいはそこまで志望度の高くない企業にも応募して、面接の練習をしておいた方が良かったなと思いました。

04.経歴や自己PR、転職・退職理由など、自分の情報をまとめておく

応募企業の選定と並行して、面接準備も進めていきます。このタイミングでは、経歴や自己PR、転職・退職理由など、どの企業でも共通の回答になる情報をまとめておきました。

まとめ方は人それぞれですが、私の場合は、箇条書きで書き出す→話し言葉で原稿的な形でまとめる、という形で情報をまとめていました。

実例)退職理由
受託制作で0→1のフェーズはたくさん関わることができたので、単発で作って終わりではなく、改善のサイクルを回していくことでその先のプロダクトを成長させていくフェーズにデザイナーとして関わっていきたいと思ったことが一番の理由となります。

受託制作会社で、業務システムのリニューアルを担当していく中でプロジェクトの後半に出てきた課題に関しては、工数やスケジュールの都合上、全てを対応し切ることができず、中途半端な形で対応を完了しなくてはならないことが多々ありました。

どうしても短いスパンで、多くのプロジェクトを回していかなければならない、受託制作という仕組み上、仕方がない部分があることは理解していましたがデザイナーとしては、課題があるのに、対応できないという状況はもどかしく感じておりました。

だからこそ、その経験がきっかけとなって作って終わりではなく、その先のグロースまでも継続してサポートしていく経験を積むことでより自身のデザイナーとしての強みを伸ばしながら働いてきたいと考え転職を決めました。

箇条書きで書き出した情報を「結論→その説明→結論」の構成で原稿にまとめていました。

05.ポートフォリオのプレゼン練習

このタイミングでポートフォリオのプレゼン練習も始めていきました。

面接の場では、大体15~30分程度でプレゼンしてください、といわれることが多いので、その前提でポートフォリオの構成に合わせて「簡単な自己紹介→強みのアピール→一番自身のある実績を1つ紹介」という流れで説明を考えていきます。

▼実際のプレゼンの構成

  1. 説明の流れの確認:この順番でこれからプレゼンしていきます、ということをプレゼンを聞いている人に伝える。

  2. 大切にしている価値観を伝える:デザイナーとして大切にしている価値観と、自分の強みを簡単にアピール。

  3. 一番アピールにつながる実績を以下の順番で説明していく

①どんなプロジェクトだったのか
システム、顧客、ユーザー、現状の課題、の4点をベースにプロジェクトの概要を説明します。

②制作フロー・全体の流れ
どういった流れで対応を進めていったかを説明していきます。
「現状の課題→対応方針の策定→具体的な改善対応→デザインのポイント」のような構成にし、かつ、自分が担当したフェーズを明確にしつ、そのフェーズで具体的に何を担当したのかがわかるように説明していきました。

③成果
私のようなデザイナーの場合、数値での具体的な成果をアピールすることは難しいので、せめてもの成果として、プロジェクトが完了した後に顧客から頂いた成果物に対する感想やFBなどを成果として説明していました。

ただの感想ではあまり意味がないですが、顧客の事業にどのような貢献ができたか?という方向性での感想やFBであれば、成果として説明しても、特に否定などされることはありませんでした。

④チームメンバーとの関わり方
一番最後に、自分以外のメンバーとどのように協力してきたか?を説明します。
コミュニケーション力もかなりみられるポイントではありますが、②③のあたりで説明に含めてしまうと、自分が担当した領域がわかり難くなってしまうので、意図的に説明から省き、最後に説明するようにしていました。

余談ですが、ポートフォリオのプレゼン練習のタイミングは正直な話をすると、少し遅いタイミングになってしまったなと感じました。
ポートフォリオ作りながらある程度原稿をまとめておけば、もう少し効率よく準備ができたかなと思います。


ここまでが企業に応募するまでの準備になります。
ただ、実際には全部の準備が完了してから応募し始めたわけではなく、応募しようと決めてから、慌てて準備した形となり、かなりバタバタと慌ただしい準備になってしまっていました。

本当であれば「応募前の準備が完了→応募」という流れで進められるのが、理想的だったと思うので、これから転職活動を始めるという方は、応募前の準備の時間も計算に入れてスケジュールを立ててみることをお勧めします。

応募企業を決めてからの準備

次に応募企業を決め、実際に応募してから行った面接準備についてです。この段階からは、面接を受ける企業毎に準備をしていきました。

01.企業研究

まずは情報のインプットから。
ここをしっかり準備しないことには、面接の質問対策もできないので、1企業に対して、最低でも半日程度は時間をかけて企業研究をしていました。

主に見ていた媒体は以下の4つです

  • 企業の採用サイト

  • 企業のデザイナーチームが発信しているメディア

  • 企業の代表や役員のメディア記事

  • コーポレートサイト

上から順に重要度が高いと考えてください。

まずは採用サイト、こちらがいちばん大事で、企業が応募者に向けて見て欲しい情報を載せていることが多いので、サイトの隅々まで一通りチェックします。

反対にコーポレートサイトは扱うプロダクトの理解のために見る程度で、それ以外の情報は採用サイトに載っている情報で十分だと感じました。(デザイナー職の場合はですが)

次にデザイナーチームの発信(自社メディアやnoteなど)を探して、よく読み込みました。

別に、デザイナーチームにこだわる必要はなく、その企業が発信しているメディア情報を全て追えればベストなのですが、仕事をしながらの転職活動では、時間的に厳しかったので、デザイナーの発信という形で、ある程度絞り込んで読んでいました。

逆に転職サイトなどの企業研究対策でよく聞くIR情報のような情報は、デザイナー職の面接ではほとんど必要な場面がなかったので、この段階では省略しても大丈夫な気がします。

02.定番質問への回答の準備

「01.企業研究」で十分なインプットができたら、具体的な面接対策の準備をしていきます。企業ごとに面接内容は違うといえど、ある程度必ず聞かれる質問というのはあります。なのでその質問に対する回答を企業毎に準備していました。

定番の質問にも、企業ごとに内容を変えた方がよい質問もあれば、同じ内容でも問題ない質問もあります。

問題ない質問の方は、応募前の「04.経歴や自己PR、転職・退職理由など、自分の情報をまとめておく」の準備で、あらかた作成していたので、このタイミングでは企業毎に準備が必要な質問の対策に注力しました。

▼企業毎に準備が必要な質問の一例

志望動機
その企業に応募した理由です。その企業の魅力に感じた点となぜ他の企業ではダメなのか?までセット用意しておくとベストです。

その会社に入社したらしたいこと
自分の強みを活かして、その会社でどんな活躍をしたいか?といった観点で考えると考えやすかったです。多少話を盛っても良いので、応募企業の自分より少し上のキャリアの方のインタビューなどをもとに、具体的な役割やポジションについて話せるとベスト。「将来のキャリアパス」とセットで話せるとより反応が良かったです。

将来のキャリアパス
デザイナーとしてどんなキャリアパスを積んでいきたいと考えているか?という観点で考えます。具体的な会社でのポジションというよりは、将来どんなデザイナーになりたいか?という軸で考えると「入社したらしたいこと」と差別化して伝えられます。
また、なぜそのキャリアパスが前職では実現できないのか?まで話せると良いでしょう。

私の場合はこの段階で箇条書きではなく、ガッツリと話し言葉で原稿のような形に纏めていました。その理由は後述する、話す内容を覚える工程に関係してくるのですが、箇条書きでは頭の中で毎回毎回文章を組み立てる必要があり、緊張しまくっている面接中の頭では、その負荷に耐えられないと思ったからです。一度文章に起こしておけば、文章化する負荷を下げることができます。

これをすると、転職活動の後半には、転職理由や自己PRなどの毎回の同じような質問に関しては、原稿を見ずにアドリブを加えながら話せるようになったので、このやり方はおすすめです。

03.話す内容を覚える

上で準備した原稿を覚える工程がこちらになります。

「原稿を作って覚える」と書きはしましたが、決して丸暗記をするわけではなく、原稿の中のキーワードを覚えて、見なくとも同じ内容、同じ流れを話せるようにするための練習という意味合いが強いです。

それなら箇条書きでも良いのでは?と思われるかもしれませんが、会話力に自信がある方なら箇条書きで十分かもしれません。でも、私のように面接のような緊張する場では頭が真っ白になってしまう…みたいなタイプの方は、面接中の負荷を下げるためにも、ぜひ原稿を作って覚えるのをおすすめします。


面接の最中に気をつけたこと

私は面接中は緊張して、頭が真っ白になりがちだったので、できていたかは五分五分ではありますが、主に以下の4点を気をつけていました。

  1. 笑顔でハキハキと話す

  2. 早口にならないように気をつける

  3. オンライン面接なのでカメラをみて話すように意識する

  4. 結論から話す

あまり特別な要素はなく、面接対策としてよく言われることばかりだと思います。この中で、特に私は①と④が苦手だったので、面接中にも目に入るように付箋でPCに貼ってみたりといった、工夫をしていました。


面接後にしたこと

面接を受けたらそれで終わりではなく、その回の反応から、改善点を模索して、どうやったら自己アピールに繋がるのか?を考えながらブラッシュアップしていくことが重要です。

私が今回の転職で、初めはボロボロの結果だったところから、希望の条件の会社の内定を取れたのはこのブラッシュアップの工程をたくさん重ねたことが1番の理由だと感じています。

そのため、ぜひ、面接を受けて終わりではなく、以下に記載した、終わった後にやった3つの対策もやってみてください

01.終わってすぐに反省点を書き出す

面接はとても疲れるものです。最後の挨拶をして画面を閉じたら、とりあえず休憩したくなると思います。

ですがそこで少しだけ辛抱して、記憶が新しいうちにその面接の反省点を箇条書きで良いので、書き出しておくと、後から見直した時にとても役に立つのでおすすめです。

何度も言いますが私は面接の最中頭が真っ白になるタイプなので、後から思い出しても、細かい内容はほとんど覚えてなかったりします。それが直後に少しでもメモを残しておくと、記憶の引き出しが開きやすくなり、振り返りがしやすくなるので、頭が真っ白になりやすい人ほど直後のメモをおすすめします。

02.話していて反応が悪かった・違和感を感じた点をブラッシュアップ

面接が終わって、しっかりと休息を取ったら、01でメモした反省点を元に、話していて微妙だと感じた点をブラッシュアップしていきます。

私の場合は初期の面接では、ポートフォリオのプレゼンの部分の反応が良くなかったので、エージェントさんに相談しつつ、プレゼンの構成を改善していきました。

とはいえこの段階で、ポートフォリオの内容を大きく変更する余裕はなかったので、説明する実績を、よりコンパクトかつ、自己PRがしやすい実績に変更したり、面接のFBで「採用するには力不足と感じた」とフィードバックがあったスキルを、よりアピールできる情報を追加したりといった、小さな範囲でできるブラッシュアップをしていきました。

この時にポートフォリオのプレゼンで大事なのは、限られた時間内で以下のポイントをしっかり伝えられるか?ということだと思ったので、それに最適な実績を、ポートフォリオのいちばん初めに移動するなどしていました。

実績で説明でしっかり伝えるべきポイント
・どんなシステム?
・どんな課題があったのか?
・自分のデザイナーとしての担当範囲は?
・他の職種の人とはどのように協力した?
・リニューアルをしたことで得られた成果は?

03.面接の「あるある」質問の対策をする

想定される質問は下調べをして、念入りに準備していたつもりだったのですが、面接には、質問の言葉をそのまま受け取るのではなく、その裏に含まれた意図をきちんと把握して回答する必要のある質問があり、面接の序盤はその「あるある質問」の回答に失敗していました。

例えば…
質問例:他社の選考状況を教えてください


微妙な回答
御社含めて3社の選考に進んでいます。

反応が良かった回答
御社含めて3社の選考に進んでいますが、〇〇という点を魅力に感じているため、御社が第一志望です。

上記の例の場合は、言葉のまま、選考状況を聞いているのではなく、応募先の企業への入社意欲はどのくらいなのか?も含めて回答を求めていることが多いそうです。

そのため、選考状況をそのまま答えるだけでは不十分で、受けている企業が第一志望であることをアピールする場として活用すると、面接官の反応がよくなりました。

私は、今回久しぶりの面接だったので、このような所謂、面接の「あるある質問」はあんまり把握できていませんでした。ですがこういう「あるある」を、知っているのと知らないのでは、思ったよりも結果に影響があるなと感じたので、付け焼き刃ではありますが、Youtubeなどの就活解説動画などで勉強したりしていました。

その中で、いくつか参考にできた動画をご紹介までにこちらで共有しておきたいと思います

上記動画のチャンネルは、テクニックというより、キャリアの考え方の話などが多いチャンネルです。そのためメインは新卒就活むけの動画が多いチャンネルなのですが、転職の面接対策にもそのまま活かすことのできる内容が多く参考にしていました。

「あるある質問」の裏の意味なども解説してくださっているので、就活関連の情報に疎い自分にとっては、とても参考になる動画がたくさんありました。


ここまでが、今回の転職で私が行ってきた面接対策のポイントになります。

最後におまけといってはなんですが、今回私は「自社でプロダクトを持っており、社内にデザイン組織のある、ある程度規模の大きな事業会社」という軸で、Saas系の企業を多く受けていました。そのため、Saas系の企業を受けてみて感じた、Saas系企業の面接で特にみられているなと感じたポイントを、簡単にですがご紹介しておこうと思います。

大した情報ではないですが、もしこれからSaas系の企業のデザイナーを目指そうと考えている方がいましたら、意識してアピールに含めてみると、少しだけ面接の通過率が上がるかもしれません。

【おまけ】Saas企業の面接で見られているなと感じたポイント

コミュニケーション力

特にステークホルダーとどのようにコミュニケーションをとってきたか?を具体的に話せると良しです。

デザインを言語化して説明できる力

説明できるということは、指示されたことだけをやるのではなく、自分で判断し提案し、自律的に動いていたということ、
デザインの言語化力で、その辺りの自己推進力を見られていると感じました。

なぜ他ではなくうちの会社なのか?

制作会社とは違い、この「なぜうちの会社なのか?」を聞かれることが多かったです。デザイナーという職種の場合、その理由を説明するのは結構難しかったりするのですが、業務内容で差別化できない場合は、会社の価値観等で理由づけするなど、何かしらの「なぜこの会社に入りたいのか?」という理由を言語化しておくことをお勧めします。


面接対策編まとめ

多くのデザイナーさんも同じかなと思うのですが、私はポートフォリオ作成より、面接対策がめちゃくちゃ苦しかったです。

ポートフォリオは自分と向き合えば良い作業ですが、面接の場合は相手がおりそのたった1時間弱の短時間の結果だけをみて「可」か「不可」を判断されます。そんな1時間で何がわかるんだ!!と憤ったことも何度かありますが、逆に考えれば最終面接を含めた3〜4時間の時間でどうにかこうにか、自分を最大限によくアピールできればいいんだな、そんな短時間で良いのか〜と思ったら少し楽になりました😅

初めはボロボロですが、回を重ねていくうちに、だんだんと慣れてきて、面接も次へ進めるようになってきます。私のように面接のような場で、話すのが苦手な方が、デザイナーさんには多いと思うので、そういった場合には事前準備をしっかりしておくことが本当におすすめです!

今回の私も、事前に準備や対策をしっかりとし、ある程度「どんな回答にも答えられるぞ!」という状態にしてから面接に臨むようにしていました。

あとは面接の方も、もし受かった場合には、一緒に働く同僚になる方かもしれないと考えて、緊張しすぎるのではなく、どんな人が働いているんだろう?という好奇心を持って臨んでみると、少し楽しくなるのかな、と思います。

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