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弥次喜多が 食べ損ねたる とろろ汁

東海道丸子宿
といえば、とろろ汁。
とろろ汁といえば、丁子屋さん。

I tried the specialty dish of Mariko-shuku called tororo jiru.


駐車場も広く、お部屋も9部屋あり、中は広かったです。

おかべ揚げが食べてみたかったので
定食の「本陣」を頂きました。


左がおかべ揚げ
おひつのご飯が嬉しいです


紫芋の風味


歴史資料館コーナーのガイドさんが、色々と説明をしてくださいました。
駿府生まれの十返舎一九が享和二年(1802年)に書き始めた旅行記『東海道中膝栗毛』に登場する弥次さんと喜多さんもこちらを訪れましたが、店のご夫婦が夫婦喧嘩をしていて、とろろ汁は食べられなかったそうです。

十返舎一九の弁当箱!
膝栗毛の栗模様、粋!
お店の夫婦がけんかして弥次さん喜多さんは食べ損ねてしまったんですね

その後、歌川広重は『東海道五拾三次』(天保4〜5年、1833〜34年)を出版し、弥次さんと喜多さんが旅したかのように登場させ、『東海道五十三次之内 鞠子』で、とろろ汁を食べさせてあげたともいわれているそうです。

おもしろいですね。

歌川広重さんの優しさで弥次喜多さんも食べられたようです



松尾芭蕉も一句「梅若菜 丸子の宿の とろろ汁

十返舎一九の碑
道向かいの看板

丁子屋さんは、なんと慶長元年(1596年)創業です。
400年もの間、多くの旅人が食べたであろう「とろろ汁」を、歴史ある建物でおいしく頂きました。

ごちそうさまでした。




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