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【140字小説】空に催眠術

最近、気象が不安定で、天気予報が当たらない。


私の催眠術教室に青い顔の気象予報士が現れた。

「空に催眠術をかけて天気を自在に操りたいです…」

この依頼は禁じ手だ。

「その術はある者に伝授済みです。術がブッキングすると異常気象が起きますので…」

私は頭を下げてお断りした。


#140字小説

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