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【140字小説】野球と祖父

『見てるんだ!』ウトウトしていた祖父は目を覚まして怒った。私がテレビの野球を消したからだ。


祖父は眠っていても試合を完璧に把握できる不思議能力をもつ…。


そんな祖父が大往生した。

火葬の間、私はスマホで野球放送を見てる。

『じいちゃん、贔屓のチーム勝つといいね』と。


#140字小説

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