「玉子焼専門店　松竹」だしもお店もスッキリ美しい

駅前のビルから香ばしい匂いがする

駅の真ん前にある、大きいビル「パピオスあかし」。
このビルには市役所の出張所や図書館、大型書店も入っていて、明石市民にはとっても便利でありがたい場所です。

そんな駅前のビルの一階は、なんかふぁ〜っといい香りがする。
香ばしいごま油の匂い。お腹が空いてくる。

香ばしい匂いの源は、そう、「玉子焼専門店　松竹」なのでした（お隣にも明石焼屋さんがあるけど、ごま油の匂いは「松竹」の）。

テキパキ、テキパキと

まずは注文しましょうか。

メニューは潔く「玉子焼」か「特別玉子焼（蛸、卵増量）」の二択です。
特別玉子焼も気になる‥けど、今日は普通の玉子焼を頼みました。

次々くる注文にテキパキと応えて、どんどん卵焼きが焼き上がっていきます。
とにかくテキパキ動くお姉さん達。

持ち帰りの包みをクルクルと包む手捌きも無駄がない！
お店の人を見ているだけであっという間に時間が過ぎました。


はい、お待ちどおさま玉子焼。

トロトロ、カリカリ、香ばしい

目の前の玉子焼から「じゅう〜」とええ音がして、ごま油の良い香りがします。
あぁ、食べる前から満たされる。

まずは一口目、何もつけずにそのままで。

カリカリの表面に、中はトロトロ‥ はー、幸せ。

中のタコがね、これまたジューシーで美味しいです。

5個目あたりから、出汁にもつけてみました。
しっかり味ついた生地、すっきり出汁の名コンビ。
玉子焼をパクッと食べて、後から出汁を口に入れてみても美味しい。玉子焼に優しい出汁の海が包みます。うん、これは別で食べるのが好きかも。

出汁がまた美味しくて、この出汁のお風呂なら入りたいと思える。ずっと飲める系の出汁。すっきり、でも旨味のある優しい出汁。

ソースを塗って食べてみると、また別の世界が開けます。「自分の足で立つ」みたいな感じの、しっかりした味がやってくる。

出汁の優しさに包まれていたら、あっという間に15個食べてしまいました。

それは大和なでしこのような

「松竹」は大きな駅前のビルの中にあります。
店構えは新しいけど、どこか老舗感が漂っている。凛々しい。（後で調べたら、やはり三代続くお店でした。）

店内もピシッと掃除と整理が行き届いていて、とても気持ちが良い印象。

その凛とした空気感はなんというか、「明治生まれの大和なでしこ」（私の独断と偏見やけどな）。このテーブル横の小物からもピシッと感が伝わりますでしょうか…

凛としつつ、良い仕事をビシッとする、名店なのでした。
大人のデートにも良いかもね。


（余談）
「松竹」の右隣は、これまた老舗時計屋さん。コチコチと古時計が鳴っていて、不思議と癒されます。おじさんの時計のメンテナンスがとても頼りになる。

この時計屋さんも、たまにおやつで「松竹」の玉子焼を食べるらしい。
「松竹はごま油使ってるから美味しいねん」と教えてくれたのは、この時計屋さんの店主でした。

やっぱり明石はいいところです。




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#15個入りシェアOK
#駅から段差無く徒歩1分
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