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目の前にいる人との時間を楽しみ、集中する!


こんにちは。わたあめです。

日本語教師になり早1年と3ヶ月。

あっという間だなあ・・・。


最近はなんとなく授業のリズムというか、

自分自身の授業の形が整ってきました。

教師に成り立ての頃と比べれば、

だいぶマシな授業が今はできているな、と

と我ながら思うのです。


以前の私は、

「分からない質問されたらどうしよう・・・」

「私のせいで日本語、嫌いになっちゃったらどうしよう・・・」

「時間が余った場合、何をすればいいんだろう・・・」

というさまざまな強迫観念に押しつぶされており、

姿勢は猫背で、挙動も落ち着きがなく、目はキョロキョロ泳ぎ、

自信のなさがそのまま顕著に表れていました。

そのようなふるまいは、学習者のことも不安にさせていただろうな…と深く反省。


最近はだいぶ落ち着いて授業を進行することができています。

(それでも、やはり緊張はしますけどね。)

場数をこなしたからでもあるのですが、

一番は「目の前にいる人との時間を楽しみ、集中する!」と覚悟を決めたからだと思います。


以前から私は「逃げ癖」があって、

たとえば、新卒で入った会社の上司と2人で営業に行った時、

目の前の怖いクライアントに圧迫され、

本来私が説明するはずであった営業内容を上司に丸投げしたり、


また、友人と二人でカフェにいるにも関わらず、

内心では「はやくお家に帰りたい・・・」と思いながら、

話を聞くフリして早く切り上げる・・・と、

約束してわざわざ会っている目の前の人を観察するでもなく、話を聞くでもなく、

「なんか怖いし、よくわからないので、さようなら」というパターンが

多々ありました。


そのような姿勢は、そのまま授業に反映されていました。

授業では教師は私1人。途中で逃げることはできず、どうしたかというと、

 ・極力質問が出てこないように早口で次に進む

 ・説明不十分なまま「大丈夫ですね」と言って終わらせる

 ・学習者と目を合わせない

 ・テキトーな意図の無いおしゃべりで授業時間を潰す

という最悪な授業を行っていました。


授業の準備もロクに行わず、授業前はいつも「あー、やだな。あー、やだな。今日の授業キャンセルにならないかな(逃げられないかな)・・・」ということばかり考えていました。


しかし、ある時私はふと思ったのです。

私、これからずっとこの仕事続けていくのに、こんなんでいいの?

毎回、私逃げるの?」と。


日本語教師の仕事自体は、すごく好きで、楽しいのに、

自分の逃げ癖が邪魔している。

なんとかこの逃げ癖を克服したい!

そう思い、私はなぜ自分が逃げてしまうのか、考えてみました。


すると、以下のような理由が出てきました。

 ①分からない質問をされるのが怖いから

 ②日本語はつまらないと思われるのが怖いから

 ③授業時間が余った場合に何もすることがなくて怖いから


私自身も日々日本語を勉強していて思うのですが、

勉強すればするほど、分からないことばかり出てきます

つまり、絶対的に何かを分かることなんてできないんだ!と思ってからは、

だいぶ気持ちが楽になりました。

また、以前先輩からいただいたアドバイスを参考にしました。

何か分からないことを質問された場合は、

「先生も分からないから、来週までに調べておくね。」といえばいいのよ、と。

今はいただいたアドバイスをそのまま授業で使っております。



②に関しては、なにより教師自身が「つまらない」と思っていると、

それが学習者に伝染するんだな・・・と授業を通して学ぶことができました。

私の体調が悪かったときに行った授業は、学習者の顔も曇っていました。

私が元気いっぱいに楽しそうに行った授業では、学習者の顔は明るく楽しそうにしていました。

②を克服するために何より必要なのは教師である私自身がまず楽しむことだ!と思ったのです。

どんなに疲れていても、どんなにつらいことがあっても、

授業では「明るく、楽しく!」が絶対。


そして最後に③です。

考えてみると、よほどの上級者にならない限り、

「教えることはもうない」とはならないはずです。

つまり、授業時間が余って何をすればいいか分からないということは、

あり得ないということです。

自分自身を振り返ってみると、教えられることの勉強を、私自身がしていなかったなあと。

学習者に教えられることを私自身が勉強していなかったら、そりゃ余った時間、何もできないですよね。

このことに気付いてからは、毎日自己研鑽ということで日本語教育能力検定試験の勉強や学術論文を読んでおります。

自分自身で学びながら、「あ、これ今度の授業で教えてみようかな」とか「ああ!これ、ずっと不思議に思っていたことだ!」とか、

実践の場への応用を常に考えながら勉強をするようになったので、やはり吸い込み方の度合いは目的なしに勉強するのとは異なりますね。


こんなふうにして、少しずつではありますが、私は逃げ癖を克服していきました。

今でもたまに「今日、体調悪いなー。。授業やりたくないな。。」なんて時もありますが、

よし!今日も目の前の人との時間を楽しみ、集中して授業しよう!」と

きちんと気持ちを整えてから、授業にのぞんでおります。


最近では、体調が良くない日でも自然と授業開始と同時にスイッチが入り、授業後には回復しているなんてことが多々あります(笑)


さて、今日も午後から授業!

楽しんでやっていこ〜♪


END







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