コロナ、 ひとり、 夏休み
この夏何ができただろうか。
意地を張っている自分がこう答える。
「勉強したじゃない。本も読んで、動画編集もして。」
いや、私は何もできなかった。それも、自分のせいじゃなくて。
ほとんどの大学生が私のようにこう答えるかもしれない。
夏で得たのはやるせない気持ちだけ。
なんで私が。なんで今。
そんな気持ちが今全国に溢れているような気がする。
1回その気持ちを受け止めよう。
勉強したことや読書をしたことは事実であるけど、旅行に行けなかったこと、友達のグループと遊べなかったこと、花火大会に、海にいけなかったこともまた、事実だから。
やるせない。
なんで私たちがこんな目に遭わなきゃいけないのか。
選挙に行こうとかポイントのズレたことは書かない。
やるせない。
その気持ちだけ。
自分を守る選択を、この国でしたために。
正直、「大学生の夏休み」は知らない。
コロナと一緒に入学したから。
でもだからってやりたいことが無かったわけじゃないし、人間は社会的動物である。
政治家のおじさんばっか会食して、という印象。
偏見やカテゴライズするのは好きじゃないけど、こればかりは、ゴメンネ。
いくら書いてもこの感情は消化できないと思う。
いい経験だよ、とかいうそこの大人。お黙り。
私たちがこの状況の中にいることは変えられない。
この感情とともに生きていく。絶対忘れない。