暮らしの中のバタフライ効果
引越し後もかなりの断捨離をしたが、そんな中、新しいミキサーをひとつ買った。
氷が砕けること、温かいスープを作れること。
だから丈夫な耐熱ガラスが希望だったのだけど、
新素材?
丈夫でクリアで清潔なガラスと、とにかく軽いプラスチックの、良いとこどりしたポリエステル素材だそう。
デザインがミニマルで好き。
毎日作ってるのは「アボカドとバナナの豆乳スムージー」。
アボカド1個
バナナ1本
水と豆乳600cc
ピーナッツクリームとハチミツとレモン汁を少々
氷7、8個
(私はこの3分の1で1食分。朝食か昼食に)
35年前の1人暮らしで買った重いガラスのミキサーを長いこと使ってきて、ようやく買い替え。
そしてイマイチ使いづらかったハンドブレンダーを処分した。
余分な物をどんどん減らしながら、少ない道具で、自分の使いやすいシンプルキッチンが整った。
断捨離。
気がつくと、前の生活で使っていたもののほとんどを処分していた。
衣類も15キロ痩せたせいで体に合わなくなり、
家電も家具も収納用品なども、引越し先のマンションにはサイズが合わず。
仕事でクライアントさんとも「少ないもので暮らす」ということについて話す機会が多いこの頃。
周りの物質と、心の状態は密接なつながりがあるのだ。
それはなぜか。ちょっとだけ例を出してみる。
目の前の物と自分の体の間には、「何もない」わけではない。空気だけがあるわけでもない。
水の中で暮らしていると仮定するとわかりやすい。物と物の間には隙間なく水があるはず。
それと同じこと。
地上の暮らしにおいても、物と物の間には何もないわけではない。見えなくとも。
だから私たちは、身近に置く物についてもっと考えたほうがいいし、暮らしのシンプルさについてもっと注意深くなった方がいい。
これについてはまたもっと別に書くとして。
ミキサーが私の生活に増えた今、バタフライ効果のように、全体がふわりと歪みを見せる。
その歪みを心地よいものにしていく努力が、自分の人生との好い交流になると考えるのは、大げさに過ぎるか。