映画観ました報告『アライブフーン』
日頃映画を見ない私の映画見ました報告。
今晩みた映画は、『アライブフーン』。
市販改造車のドリフト競技チームにeSportsレーシングで日本一の腕前を持つ主人公の大羽紘一が加入、それまでコミュニケーション下手で仲間に信頼されることがなかった主人公が仲間との絆を結び成長していくドラマ。
心の成長というストーリーが大きな幹として存在しているが、そのストーリー性を楽しむだけでは、ほかの映画やドラマと変わらない。
この映画のもっともすごいところはリアル感。
日本映画で、さらに洋画でも知っている人にはチープに感じてしまう、モータースポーツの臨場感をこの作品は上手く表現している。
ドリフトのテクニックを競う日本一の大会、D1グランプリが完全協力、大会のコース、マシン、レース形式は大会に準拠、ドライバーの装備、マシンスポンサー、チーム名に至るまで本物。
解説もドリフトキング土屋圭一、そして織戸学。ドリフトファンならずともモータースポーツファンであればよく知られた二人が登場する。
ドリフト競技にあまり詳しくないレベルの単なるモータースポーツ好きの私にも本物感を感じさせてくれた。
F1ブームが去り四半世紀、マスメディアで紹介されることのないスポーツ、日本のモータースポーツ界はマニアのものになり、なかなかそのコミュニティが広がりにくい構造になっていると思う。自分自身観る専門だが、モータースポーツファンだけに尚更感じてしまう。
こういった作品がもう少し増えてくれると、モータースポーツファンも増えていくのではないだろうか。