漢方note(麻黄湯ベース)
先日、桂枝湯をベースに風邪症状に用いられる漢方をまとめみたが、今日はその時の少し出てきた麻黄湯をベースに麻黄剤、柴胡剤を簡単にまとめてみよう。
麻黄湯は、汗が出ずにぞくぞくと寒気がし、関節が痛むような場合に、桂枝湯、葛根湯よりもさらに発汗作用を強化したい場合に用いられる。
麻黄湯には、麻黄・桂皮・杏仁・甘草が含まれており、麻黄、杏仁は気管支を広げ咳を緩和する作用がある。
麻黄湯(麻黄、桂皮、杏仁、甘草)
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↓-桂皮 +石膏
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麻杏甘石湯
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↓+桑白皮
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五虎湯
麻杏甘石湯は、石膏を加えることで肺の炎症を静める。
五虎湯は、桑白皮を加えることで咳を止めます。
もう1つ
麻黄湯(麻黄、桂皮、杏仁、甘草)
↓
↓-桂皮 +柴胡、蘇葉、厚朴、橘皮
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神秘湯
神秘湯は、柴胡・蘇葉が炎症を静め、厚朴・橘皮が痰を静めます。
上記以外にも
麻黄ブシ細辛湯(麻黄、ブシ、細辛)
熱がほとんど出ず、軽度悪寒、倦怠感
小青竜湯(麻黄、桂皮、芍薬、半夏、細辛、乾姜、甘草、五味子)
肺を温め、痰や咳を抑える
などがある。
柴胡剤もまとめようかと思ったけど、長文になってしまったので、また次の漢方noteにまとめることにしよう。