第197回 時平と怨霊 の巻 パート3
時平の死から数年後、清涼殿で天皇や公卿が集まって会議中、落雷で数名が亡くなる大惨事が起こります(実話)。
この時に藤原清貫らが帝の目前で焼死、この事件のショックで醍醐帝は体調を崩して3カ月後に崩御。さらに数年以内に皇太子・皇太孫と3代続けて亡くなったことで朝廷は国をあげて怨霊対策に取り組むことになります。
下の写真は清涼殿跡。その昔、道真の怨霊といわれる落雷があったまさにその場所です。
現代はフツーの住宅地ですが 「この場所で1100年前に本当に道真の怨霊といわれるカミナリが落ちたのか…!」 と思うと空想が止まらず、せまい路地で上空を見上げたまま30分立ち尽くし・・・(完全に不審者)