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大切なものを失い、絶望した男がとった行動とは?

どうも、「あまやぎ」です。
先にお断りしておきますが、のっぴきならぬ精神状態での投稿です。支離滅裂な文章は多めにみていただけると幸いです。勢いでnote登録して書いてます。

突然ですが、先月購入した最新のMacBook Air が小一時間前に壊れました。ここを詳しく説明しても仕方がないけれど、簡単にいうと画面を畳んだ時に充電コードが食い込んで画面がビシビシの状態。このMac、色々と計画を立て意を決して購入した相棒的な存在で、精神的にとても受け入れられない。金銭的には10数万の損害。いや、キツイって・・・。いろんな思い入れがあっただけに、値段以上の破格の精神的ダメージを受けた。冗談抜きに記憶にある限りここ数年で一番の絶望、瞬間的なフラストレーションは限界値を超えた。人間、過度の精神的ショックを感じると声にならない声を出して頭を抱えてしまうのは映画や漫画の演出ではないようだ。実際そうなる。

そう、これは購入したPCが早々に壊れて気が狂いそうになっている男がその絶望を文章に表現しようとした記事です。

事件から1時間半くらいで一通り絶望し、発狂し、現在は「受け入れる」フェーズに入りました。冷静になった今振り返ると、あまり生産性のない虚しい1時間半だったと気づきます。このままでは一月で息を引き取ったMacがあまりにも報われないし、僕も自分でPC壊して絶望しているただの滑稽な奴になってしまう。失った物は大きすぎるが、得られた物も少しくらいあるはず(笑)彼(Mac)が命を賭して教えてくれたことはなんなのか。10数万円を失って僕は何を学んだのだろう。

フロイト

思えば、僕がこの記事を書き始めるに至るまで様々な感情の変化があったし、なんだか忙しく動いていた。そうか、これがいわゆるフロイト先生のおっしゃる『防衛機制』なんだ。
防衛機制:受け入れがたい状況、または潜在的な危険な状況に晒された時に、それによる不安を軽減しようとする無意識的な心理的メカニズム(Wikipedia)

ということで今回、僕のとった行動、感情を辿ってみた。これらを分類、分析すれば、僕の人間的傾向や思考回路を理解することができるかもしれない。今後の僕の人生において大きな教訓なり得る。

できたら、僕の心理の内の内まで公開するわけなので、ご自身の場合はどうだろうとか考えながら、次に貴方に来る大きな絶望に備えてください。

感情の変化、行動を時系列ごとに整理していきます。
因みに一切盛るとか誇張した表現はしていません。メモ書きをベースに進んでいきます。それでは、一部始終をどうぞ。

1、画面を畳む際にコードを挟んで嫌な感触を感じる。

・気のせいだろう。(逃避:苦しい状態から回避する、事実を認めない)

2、PC画面に亀裂と射線を確認
・絶望、血の気が引くのを感じる。
・再起動してまだ射線があるのを3度繰り返す(事実の否定)
・4度目の再起動で諦める(事実を認める)
・該当部を触る、押す。一時的な事象ではないのか。(物理的確認)
・なぜコードがあることに気がつかなかったのか、なぜ机を綺麗にしていなかったのか、来客がなければ畳んでいなかった。来客のせい(原因を分析、責任の転嫁)
・インターネットで 「Macbook 液晶 修理」で検索。

3、周りの人間関係、作業ができないなどの生活に及ぼす影響を意識し始める。
・彼女(今夜電話の約束あり)に電話はやめておこうと連絡←精神的ストレスにより、当たってしまうことを懸念。(内心は聞いて欲しかった、共有したかったのかもしれない)
・騒ぎを見ていた弟がニヤニヤしているように感じる(自己帰属バイアス、投影投射:自分の弱みや欠点を相手に転嫁すること)
・予定していたミーティングへの影響、資料作りへの影響。

4、事実を認め解決方法を模索 
・知り合いのSEに相談の連絡(現実的な解決策を求める)
・修理の値段、方法をインターネットで検索
・Apple、業者、修理代行などに電話(復元可能か確認)→かなり高額になる(10万円弱)、部品が流通していない。→現実的でない
・新しいものを購入する?次はIPad Pro?(焦燥感、近道反応、衝動的、代償:満たされない欲求を別の対象に移して満たそうとする)手元にあることのストレス
・売る?

5、気を紛らわせる(逃避
・バスケをする(ダンク、スリーポイントなどばかり、1on1等はしなかった)→ストレス発散?
・フランス人の友人に笑い話として英語で説明。気にしていないAP?英語を話すときノリ?(反動形成:抑圧された欲求と反対の行動を取ること)

6、封印する
・自分はMacbookを買っていない、国からの10万円支給でプラマイ0。と言い聞かせる。(抑圧:ストレスの原因を無意識の底に沈めて忘れること、合理化:もっともらしい理由をつけて自身を正当化)
・弟にMacbookを見えないところにしまうよう依頼。(逃避
・結局自分でMacを専用ボックスにしれ、開封前の状態にして棚に戻す。(逃避、許容)
・父やその他の人に知られると更に自分が傷つくこと言動があるかもしれないことを懸念し、他言する必要がないことを伝える。

7、前向きな行動
・得られた物を考える
・マイナス、ゼロの事象として処理せずに生産的なものにしたい
・極度のフラストレーション下、不安定な情緒化での自分の内面の弱さをデータ的に理解する機会。記録をする→紙にとった行動を箇条書きする。(自己成長、合理的解決)
・どうせなら、不特定多数に共有し社会的意義のあるのもに
→noteに登録、記事を書き始める(昇華

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とまあ、細かく書きましたが大きく分けを7つのプロセスを経て現在のマインドセットに至りました。これが1時間半で起きたことですよ?ストレス下の人間って怖いものです。

色々こうしてみると僕はこういったの状況では比較的、行動として「逃避」をとる傾向があるようです。何回も事実を否定、なかったことにしようとしていますね。ただ、自分でもこうして振り返ると気がつくのですが、感情としては起伏が激しい中、他人に当たるとか、騒ぎ立てるなど事態を複雑にしたり、関係ない人を傷つける言動をかなり意識的に抑止していました。ただ、一人きりでは抱えきれなくて幾度も他人を頼っていたり、共有を求めたりしているのもわかります。割と自分、心狭いんだな。余裕がないというか。

今回、僕が結論としてとった最終的なゴールは文章に起こして可視化すること、現状を長期スパンで把握するという解決法でした。割と騒がしく頭の中でグルグル思考して、伴って体も意味もなく動き、比較的短時間で落ち着いたのではないでしょうか。

今回は比較的2次災害のようなことは起きませんでしたが、僕の選んだ選択肢が違っていた場合はどうでしょう。例えば、失敗反応に陥り、自我が守れなかったら?感情任せに騒ぎたてたり泣きじゃくったりしたら?退行:発達前の段階にもどり、低次元の欲求に満足すること。イライラを説明のないまま彼女にぶつけていたら振られていたかもしれませんし、家族や友人に嫌な思いをさせていたかもしれません。感情的で通常の精神状態でない中、衝動で新しいMacを買っていたり、判断を早まった場合、後から後悔した可能性も非常に高いです。上記のような場合に陥っていたら解決ももっと長期化していたでしょうし、取り返しのつかないことになっていたかもしれません。

さて、ここまで僕の誰得自己分析に付き合っていただきありがとうございました。皆さんはひどく絶望した時、あるいはフラストレーションが募って通常の精神状態でないとき、どのような言動をしていますか?どんな思考回路が働いていますか?人間である以上、自我を守るため無意識的に防衛機制が働きます。ただ、そういった時の思考のパターン、失敗、陥りがちな傾向が事前に把握できていれば意識を介入させある程度制御できるかもしれません。

今回のことは正直かなり凹みましたが、得られた物も多くありました。自身の弱さや傾向の分析を通してセルフマネジメントの力が大きく向上したように感じます。人に優しい自分でありたいなって思ったり。誰かが精神的にしんどい時に頼ってもらえる人になりたいなって今回本気で思う。僕はこのまま仏にでもなるんだろうか。

今回の絶望は言ってしまえばお金で解決できるケース(しかもたったの10万円)でしたが、これがもっと大きなお金で如何しようも無いものだったらその絶望は今の僕には計り知れません。失恋、病気、詐欺、裏切り、大切な人の死。ああーーー僕の悩みはなんてちっぽけなんだ!こんなことでわーわー言ってるのが恥ずかしい!忘れよ忘れよ!たったMacBook一台!たった10万!  

10万・・・。はあ・・・。

最後までご覧いただきありがとうございました。
記事を楽しんでいただけたなら、僕も報われます。
高い授業料だったけど、まあいいとしよう。(まだ引きずってる)
1ヶ月間、ありがとうMacBook Air。