※'24年06月09日更新【図解】 法人企業統計 CY22/1Q ~さくっと日本の企業の状態を俯瞰してみよう ~
※最新はコチラ
( 2024年06月09日追記 )
やや出遅れましたが、先週発表された法人企業統計をみていきたいと思います。日本の経済の回復っぷりはどうなっているのでしょうか?とはいえ、今回の結果は2022年3月末時点での結果ですので、今起こっているウクライナとロシア情勢の影響を受け始めた結果といえます。
今回のファイルはコチラ
スライド中心なのでサクッとみれます
( 3分くらいで見れるかな )
※下にスクロールしていって下さい
----補足---------
ウクライナーロシア情勢の影響のプラス面が顕著に出たのは化学業界、マイナス面は元よりサプライチェーン問題に揺れていた自動車業界。
コロナ禍からの需要回復とOPECの協調減産で原油需給がひっ迫していた状況に加え、今回のロシア情勢で供給がよりタイトになり原油高が加速。これにより化学業界は多額の原油の在庫評価益を得て大きく利益を伸ばした。とはいえ、原油高が落ち着きつつある今、この利益は来期には剥落すると考えられる。その間に原油高を吸収するための化学製品の価格転嫁が出来るかが鍵。しかし、価格転嫁は最終的には消費者へ転嫁されうるものである。米国FRBが利上げを加速し景気を抑え込む中でも未だ進むインフレ圧力。デフレマインドが染みついた日本にもインフレの波が見え始めた。景気の先行きは暗く、とても金融緩和からの出口がソフトランディングするとは思えない。
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今回は以上となります!ありがとうございました!