平穏こそ理想の人生
人生に平穏はない
誰にでも日課はあります。
が、考えてみれば同じ日というものはありません。
ドイツの哲学者カントはこの日常を同じように繰り返していたといいます。
もちろん同じ日々というものはなかったでしょうが、
定期的にこなす能力を身につけていたのでしょう。
例えば、
ある場所でカントの姿を見かけた人はその時間を知ることができるというほどにです。これは並の芸当ではできません。
秀でた人というのはどこかしら常人にはできない能力が備わっているようです。
カントが生まれた時代にはまだ蒸気機関車はありませんでした。
なので名前に由来はないようですが、そう思わせる彼の人生です。
軌道から外れぬ人生とは、日々平穏に暮らせる能力とも言えます。
➖野草庵➖