渡部昇一流『四書五経』の解釈 242
😈 人間に変わりなし (『孟子』離婁下)
🌏 堯、舜も人と同じきのみ
堯舜といった立派な人も我々と同じ人間である。だから、
努力すればあのようになれるのだ、ということである。
『孟子』藤文公上には「舜何人ぞや、予(わ)れ何人ぞや」という似たような言葉がある。
日本の政治家も、「ワシントン、ウェリントンも同じきのみ」というふうに堂々とした態度でやってもらいたいものである。
【2024年4月25日(木曜日)晴れ11℃〜24℃】
今日は新しいことをたくさん知ることができました。
が、自分が必要としているものかどうかは明確ではありません。
おそらく時代の流れでしょう。
時代は常に誕生するものと死滅していくものがあるようだ。
私たちが新しいと感じたものは既に新しいものが誕生していて
その新鮮さはだんだんと薄れていきます。
その状況は『平家物語』という軍記物語に似ています。
それは『平家物語』の冒頭にいきなり現れます。
「祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり。沙羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらはす。驕れる人も久しからず、ただ春の夜の夢の如し。猛き者もつひには滅びぬ、ひとへに風の前の塵に同じ」
なぜこれが哀れなのかと申しますと、人には欲や執着があります。
だから、眼前に死があろうとそれを捨てきれないのが実情のようです。
「笑って死ぬ」というのはそう簡単ではなさそうです。
小説などを読みますと「笑って死ぬ」というシーンは多くございます。
そのように「笑って死ぬ」というのは理想なのでございましょう。
第二次世界大戦の中で日本は特攻隊員を養成しました。
その特攻隊員は笑顔で飛行機に乗り込みます。
実際彼らの表情は明るくとても死にに行くとは思えないほどです。
それは、愛する家族のため、また、
国のために死んでいくことが名誉だったんです。
名誉とはそれほどに大きな力を与えるものなのですね。
自尊心は大事だと思います。
では、本日もつつがなくお過ごしくださいませ。
ありがとうございます😄
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?