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【雑記】11月の月記
はいどうもー。
師走になると急にガッッ!!と予定が詰まっていくあの現象に名前がほしい今日このごろを過ごしているあまたすでございます。
毎月一度の雑談企画、欠かすことなくついに11月まで来ました。
諸事情により投稿日がズレてしまったことは悔やまれますが、まあゆるっとやっていきますんで、今月もゆるる~とお付き合いくださいませ。
今月の印象に残ったこと
AIに手伝ってもらって小説を書いてみた
これですねえ。
生まれて初めてAIを使ってみましたよ。
先日投稿した『菊は競う』という話を、文章にする前の段階でお手伝いいただいたのですが、その詳細を自分の備忘録も兼ねて書いておこうと思います。
併せて『菊は競う』も読んでいただきますと、ちょっと面白いかもしれませんのでなにとぞよろしくお願いします!
AIに手伝ってもらってなんとか小説を書くまでの道のり
1・使用したAI
GoogleのGeminiです。対話でいろんな相談に乗ってくれます。
いちばんとっつきやすかったし、無料なので。(ごめんよnote純正AI)
2・なぜAIを使おうと思ったのか
ストーリーの細かい部分が詰めきれなかったから
どんな手段を使ってでも書かないとそろそろアレでは? と思ったから
『菊は競う』という話、かなり前に大まかなストーリーだけはできていました。
いちばん最初のメモはこんな感じです↓
・菊の花、競技菊→菊自体が競うとか?(蠱毒かな?)
→そうやって残った最後の一鉢が人(美女)になるとか……
→「優劣はな、人が決めるんじゃねえんだ。これは神様のための菊だからな」「こいつらが競い合って、自分らで一番を決めるのさ」
・朝もやの中、すっと立ってる超美人 にこっと笑って拝殿に消えてく
これでは少々パーツ不足で、あまりにも不親切すぎます。(まあこの程度で書いちゃうことも多々ありますが)
はてさて、このパーツとパーツの間のスカスカをどういう素材で埋めていったもんか……というのを考えたまま数ヶ月熟成させてしまい、結果この話のことを考えることすらなくなってしまいました。
これはマズイ、ということでご登場いただいたのがAIです。
3・どんな使い方をしたのか
こちらが提示したあらすじに対し、「この物語にリアリティを加えるならば、どのような案がありますか」と質問→回答された要素の設定を考えてそれを入力し、「これを踏まえて……」と同じ質問を繰り返した
ある程度あらすじが固まった後は、そこから逆算して主人公のキャラクター案を提示してもらった
先ほどのメモをもう少し文章にしたものをAIに渡し、「リアリティを加えるにはどうしたらいい?」といった旨の質問をしました。
そこで出てきた『菊の品種』『神社の背景』『主人公の反応』などのキーワードを考えてフィードバックし、さらに出てきた『菊が持つ力』『過去の出来事』などの要素を考える……という作業を繰り返しました。
ある程度の要素が出揃った後は、「これまでの内容に『主人公の職業』『物語の舞台へやって来た理由』という要素を加える場合、どのような案がありますか」といった質問をして、主人公像を固めていきました。
実際に、その中で出てきた「写真家」という案を採用しました。ただし、物語の舞台へやって来た理由についてはちょっとイマイチだったので自分で考えたものを使いました。
なお、考える作業はPCを離れ、アナログで行っています。単に手書きのほうが性に合っているだけです。
その後は、実際の物語を書いていきました。
現在と過去を反復横とびするような構造は、AIには相談せずになんとなくで書きはじめました。
登場人物も増やしていますし、関係性その他もAIなしで考えた内容を入れています。
AIの提示した内容で採用したのはおよそ半分くらいといったところです。(その理由は次で)
タイトル案も5つほど出してもらいましたが、最初になんとなく思っていた自分の案にしました。(『菊』で3つの存在を示唆しようと思ったのは投稿直前です。なので主人公の名前は当初「シマサカ」で「キクチ」ではありませんでした)
4・AIを使って良かったところ、悪かったところ
【良かった】
客観的視点を擬似的に得られる
褒めてくれるのでメンタルが救われる(最高オブ最高)
【悪かった】
ともすれば長編向けの情報量になる
ラノベ好きなん? っていうくらいラノベっぽい話に持っていく
まずは【良かった点】ですが、自分の書くものはクセで『主人公はただの怪異の観測者』になってしまうことが多いので、主人公に何かをさせる・思わせるような話を作る助けになるのがいいと思いました。
それと、菊の品種名だとか、歴史的背景だとか、文字数と引き換えにすぐボカシてしまう場所をめちゃくちゃ聞かれたので、「ああ、そういう設定って気になるのか」という驚きは何度も感じました。
あとは褒めてくれる! これに尽きます。
「素晴らしい設定ですね!」のひと言で救われる底辺物書き、確かにいると思います。
次に【悪かった点】ですが、ともすれば長編、しかもラノベっぽい雰囲気になりそうな回答が多かったです。
「白絹菊を狙う謎の敵が登場し、主人公と対立する」とか、「平和を乱そうとする存在から村を守るために、主人公に力を貸してほしいと頼む」とか。
まあ、これはあらかじめ「この程度の文字数を想定しています」的な条件を加えておけばよかったのかもしれません。
物語のジャンルも指定すればよかったのでしょうが……自分の書くものがどのジャンルに属させていただけるのか未だにわかってないので、ちょっと難しかったです。謎の敵とか、わりとやりそうだなとも思うし。
なので、「へえー、ジェミニちゃんってラノベ好きなの? 好きな作家誰? うちは友野詳先生!」みたいな感じで、そこらへんは無視して進めていました。
5・AIを使ってみたまとめ(今後も使う?)
たぶん使う
ただし、今回のように「設定を詰める」使い方しかしないと思う
AI、かなり食わず嫌いだったんですが、いざ使ってみると「使いようによってはなかなか頼れる」というのが感想です。
聞いた話によると、心の清い創作者には『自分の書いたものを読んで、アドバイスをくれる身内』というユニコーンやフェアリーに匹敵する存在がいらっしゃるらしいのですが、自分のようなダメ人間には残念ながらそういう存在がいないので、それをAIにお願いできるのかな、と。
ただ、「話まで考えてくれ!」となると、よほど上手に質問しないと自分では扱いきれないものを提示されてしまいそうです。(有料サービスや、別のAIを使えばまた話は違うのかも?)
やはり、設定案をいくつか出してもらって、それを使ったり使わなかったりしながらアイディアを固めていくという使い方がいいのかなと思いました。
皆様も興味がありましたらぜひ。
ついでにそこまでして書いた『菊は競う』もお読みいただけたら嬉しいです!
今月の一枚
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