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【教育改革】なぜ子どもに学校を掃除させるのか?

みなさんこんばんは。
このnoteを読んでいただき、
ありがとうございます!

日本の学校には
授業時間や休み時間に加えて、
掃除時間があります。

僕たちには当たり前かもしれませんが
実は海外では珍しいんです。

今回は
なぜ子どもに学校を掃除させるのか?
を発信していきます。

一言結論
 誰もが気持ちよく使えるように

子どもが掃除をするのは珍しい?

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学校安全に関する授業で
なぜそもそも学校では
子どもが掃除をするのか

という話になりました。

実は
子どもが掃除を行う国は約3割
掃除を専門家に任せている国は約6割
言われています。
『学校清掃 人間形成的役割』

エジプトでは、
日本の掃除文化を学校に取り入れた結果
学校だけでなく地域全体
ゴミのポイ捨て減少したと
教育系の雑誌で見ました。

赤の他人からポイ捨てを注意されるよりも
自分の可愛い子どもに注意された方が、
心にグサッと刺さり、ポイ捨てをやめた
その記事で取り上げられていました。

掃除文化はいつから?

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これには諸説あります。

①武道の精神

剣道を例にあげます。
剣道は武士の時代から剣術の習得と同時に
心を磨くことが大切とされていました。

そのため稽古の前後にかならずを込めて
自分たちが使う道場の掃除をしていたそうです。
これは心の修行のひとつとされています。

剣の達人になる=人としての奥義を極める

そのための一つが道場の掃除とされています。

②お寺の文化

仏教僧侶の修行は昔から
一に作務、二に勤行、三に学問
と言われています。

作務の内容は、
庭や境内の掃除が代表とされています。

僧侶の世界では勉強よりも
掃除が大切ということです。
武道と同じで、

掃除=心を磨く大切な要素

とされていました。

これが昔の学校である寺子屋に定着し、
現代の学校にも残っているとも
言われています。

③委託する予算がない

大学の教授曰く、
「子どもに掃除をさせるか問題」は
現代でも時々論争するそうです。

海外では、本業の学問に集中するために
「掃除は清掃員がする」
という考えがあります。
ある意味、
仕事の提供とも言えます。

しかし日本では、
外部委託する予算がないことが
子どもに掃除を任せる理由の
ひとつに挙がります。

これは明示頃にも言われたそうで、
今の形になったということです。

子どもが掃除するメリット

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自分たちで清掃をするということには、
ただ「場所を綺麗にする」だけではなく
他の教育効果も込められています。

ひとつは次に使う人が
気持ちよく使えるようにという
「心」の部分です。

また、掃除は班で分担して行うため、
役割責任を学ぶ機会にもなります。

これはひとつの事を
他者と協力してやり遂げる協調性
にもつながります。

また、
「自分のもの、
 人のものだから大切にしよう」
という気持ちを持つようになると
現職の先生方は仰ってました。

掃除道具で遊んで怪我をしたり
サボったりすることもありますが、
掃除にはメリットがあります。

まとめ

今回は
なぜ子どもに学校を掃除させるのか?
を発信しました。

確かに掃除は面倒だった記憶があります。
しかし、「心」の教育の面では
大きな役割を担っています。

ワールドカップの試合後に
観戦席のゴミを日本人が集めたことが
世界的なニュースになりました。

学校での掃除がこのような良いニュースに
つながったと思います。

実際は怪我や事故のトラブル、
掃除の指導などに時間が取られるため
委託したい気持ちもあるそうですが。笑

最後まで読んでいただき、
ありがとうございます!!

また明日!ドロン!









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つよぽん@元忍者の小学校教師/コーチング
最後まで読んでいただき、本当にありがとうございます!サポートでいただいた費用は、本や教育関係のクラウドファンディングに投資しようと考えています。その投資から得たものは、またnoteの記事で発信していきます。よろしくお願いします!

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