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第6回読書雑感 「子どもが面白がる学校を創る」 平川理恵著
こちらは広島県の教育長の平川さんの著書です。
平川さんのコメント
「結局、誰のために、何をやっているのか、なんですよ。教育委員会の仕事のすべては、子どもたちのため、ですよね。だから、それを問わないといけないと思ったんです。それは本当に子どもたちのための仕事ですか、と。」
まず、このコメントでグサってきますよね。
メディアでもたくさん取り上げられているので知っている方も多いと思います。
僕はKindleでこの本がお勧めであったので、ちょっと気になっていました。帯に、大好きな安宅さんのコメントもあったので、読んでみました。
一気に読み切ります。それは一瞬ですね。それほど飲み込まれます。
まず感想を一言で言うと
「この本は卓越したリーダーシップの本である」
と言うこと。
最初の50ページくらいが瞬きができないくらい感動の連続で、読み始めたら止まることができないのです。
社会には既得権益とか慣例とか、本当に多いと思います。
教育というジャンルは、その中でも強い固定観念で縛られている感じがしていますし、子供たちの学校生活を見ていても昔僕が受けた学校教育となんら変わっていない構造も多いです。
「まだそんなことをやっているの?」と思うことも多いのですが、それを変える方法も力もないのかもしれないと、外野から大変失礼ですが思っていました。
これは一市民の感想です。
しかし、この本を読むとそんなことはない、戦って変えようとしている人が世の中にいるんだ、ということを教えてくれます。
僕は子供を3人育てていることもあるし、学習塾を経営しているので、いろいろなご家庭から話を伺ったり相談を受けますが、この本に書いてあることの凄さをまじまじと感じました。
「ブルドーザーのような」
という比喩がピッタリくる平川教育長の活躍。凄すぎます。
「子供たちのために」
それは教育現場に働いていらっしゃる方々の共通の想いです。
しかし、長い年月凝り固まった古い考えや、意味のない慣例、それを突破することの難しさ、それを痛感しては学校の先生は「諦め」というものもあったのだと思います。
それを打破するのは、「1人の強いリーダーと、それについていく人たち」なんでしょう。
平川さんは、教育現場のご経験もある方ですが、元は違う畑からの参入者です。
その経験が「この業界の常識は一般の非常識ですよ」と伝えています。
どの業界でも同じことが言えると思います。
その業界にしかいない人たちにとっては、それは普通だと思っていることが実は普通ではない。それに気づくこともない、考えることもない。
多くの現場ではそれが一般的なことかもしれません。しかし、それら常識に対して恐れずに切り込んでいく。これはリーダーシップ以外の何者でもないと思います。
今、多くの自治体がこれらの活動を参考にして、「私たちの地域でも変われるのでは?」と動き出しています。
教育と違う業界の人たちもこの活動に心揺さぶられ、そして火がつくことが多いのではないでしょうか。僕は心が震えました。感動の一冊です。
ぜひ、ご一読ください。
これは教育の本ではありません。リーダーシップの本です。
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