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葬儀・1

素人だったわたしが、葬儀について習い始めたのは20年も前のこと。。。

その頃のノートや頂いた資料(←まだ持ってる)をひっくり返してみた。

わからないことは改めて調べてみたり。今はネットでなんでも検索出来るが20年前は数冊で60000円とか100000円とか専門書は高額だったから、コピーし過ぎて変な模様が滲んでるものとかあって時代を感じるわ・・・って、意識があらぬ方向に行くのをヨイショ!と引き戻しながらコレ、書いてます。

1番はじめに習ったのは。
もちろん。「葬儀とはなにか?」
そう聞かれて、葬式あげること、と答えたら
それも葬儀のうちの1つですね、と言われ目が点。

葬儀とは「葬送儀礼の略」なので、通夜と葬儀の二日間だけを指すものではないらしい。

まずは
1.社会的な処理
その人の死を、その人に関わる人々に通知する。遺体を見てこの死を確認する。死亡届を役所に提出して戸籍からも抹消する。
2.遺体の処理をする。
遺体は腐敗がはじまる。土に埋めたり火で燃やしたりして死者の尊厳を守る。 
3.霊魂の処理をする
この世からあの世に送り出すと同時に、死者との新たな関係性を作り上げるために宗教的な儀礼を行う。これが、通夜とか葬儀の部分。
4.悲しみ嘆き心の痛み衝撃など、日常的には起きない「死」を受け入れるための癒しのプロセス
周囲との語らいや、思い出等を心で反芻しながら弔うことで亡き人と心をつないでゆく日常を探り当てる。

この一連の時間の流れを葬儀と呼ぶ。
そう、講師に教えてもらった。

葬儀はいつからなぜ行われていたのか?
この辺りのことを記すと、厳密には歴史学者とかその道のプロから「それは違う!」と言われてしまいそうだが…。

むかーしむかし。
人が亡くなったことを、明確にすることができなかった。
今のように、瞳孔が開き脈が計れなくなり心電図が0を示し…なんて確認はもちろん、行われない。
なので。あれ?起きてこないなー。なんにも食べないなー。喋らないなー。どーしちゃったんだろう?なんか冷たくなってきたなー。あれ?もしかしたら生きていないのかもしれないなー?

でも、もしかしたら起きてくるかもしれないからごはんを近くに置いてみよう。あれ?やっぱり食べてないなー?

死って、こんな感じだったと思われる。

そのうちに、変色し腐乱が始まる。(割りと早い)
ドライアイスなんて無いからね。

遠くに移動して、その状態を見ないようにする。
自分達の生活圏から遠ざける。もしかしたら、そのときにお花を手向けたかもしれない。

そのうちに、死体はその辺に置いちゃいけませんよ。なるべく決まった場所に置くようにしましょう、これがお墓となる。

経験値で、人は死ぬと腐乱することがわかってくると、なぜか、死後の変化が恐ろしく思えてくる。見た目も激しく変わってしまうし臭気も漂ってくる。虫がたかり体液が漏れ出て崩れてくる。その姿が怖くて怖くてたまらない。なにか自分達に災いを起こすのではないか?もしかしたら、自分達も黄泉の国、死者の世界に引きずり込まれに連れていかれてしまうのではないか?そんな恐れ。

なので。
なにか得体の知れない恐ろしいもの(生きてるときは親しかったはずなのに)の荒ぶる霊を鎮めるため、迷わず昇華してくださいとの願いを込めて舞を踊ったりお唱えをしたりしたらどうか?と考えた。そこで、陰陽師とか火を炊いて音を鳴らすなど様々な手法を用いて鎮魂したんじゃないかな?

死者に対して自分が出きること、自分が納得できること、
その事だけを考えて一定期間を過ごしたんじゃないかな?と思われる事柄が古事記にも書いてある。
それが人の本能で、それが葬儀のはじまり。

これが私の習ったこと。続

街のお母さん食堂を作りたい!シングルマザー専用のアパートを運営したい!障がい者雇用を産み出したい!人生100年!社会とのコミュニケーションがないと人生つまらない!夢は壮大です。生きづらい世の中ではあるけれどもまだまだ捨てたもんじゃない!小さくても1歩目がなくちゃ未来は始まらない!