クーピーでいえば白(オレンジ2)
だが…
「あ、やばい、もう遅刻するから行くね!」
と、涼平は家を出る。中学受験をし、市外の中学へ通っているため、朝が早いのだ。行ってらっしゃい、気をつけて、智子が答える。と、バタバタと大助が降りてきた。
「サコっち、辰也起きねぇわ。俺ももう準備するからぁ」
わかった、ありがとう。智子が答える。と、祥太と亮太が朝ごはんを食べ始める。
「あ!なんだよ亮太、それ俺のジャン」
「イヤ、赤いからね。俺の色だ」
「ふざけんな、イチゴは赤いに決まってんじゃん!自分の色とか関係ねぇのに