幻の青いキノコ!ソライロタケを食べてみた!
こんにちは。初めましての方は初めまして。そうでない方も初めまして。
先日、綺麗なキノコを発見しました。
ソライロタケ。イッポンシメジ科に属するキノコで食毒は不明。「ソライロ」の名の通り、全体が極めて鮮やかなスカイブルーのキノコです。
一方で鮮やかなスカイブルーであるのはわずかな期間。次第に僕の撮影した写真のような薄汚れた青色になります。木の葉が触れた程度の軽い衝撃で黄色に変色してしまいます。その上発生数が極めて少ない珍菌となっており、スカイブルーのソライロタケを見つけるのは困難です。僕の住んでいる場所では比較的多いようですが、鮮やかな個体に出会ったことは一度もありません。
取り敢えず、そのソライロタケを食べてみたわけですが、こいつは食毒不明です。体質や摂取量によっては激しい中毒を起こす可能性があります。絶対にマネしないでください。
近くには食ったら死ぬ猛毒キノコのフクロツルタケが。こっわ。
近所には公園にも道路わきの山沿いにも普通に生えてます。
では、こいつ、食ったらどんな味がするのでしょう。そもそも食毒不明なので有毒かどうかって話なのですが、ソライロタケに極めて近い種類であるイボカサタケ3兄弟(アカイボカサタケ・キイボカサタケ・シロイボカサタケ)はいずれも有毒。ということはソライロタケも有毒の可能性が高いということになります。それでもソライロタケから毒成分が検出されないのは、ソライロタケは珍しいキノコなので研究が進んでいないだけという可能性もあります。
結構そこらに発生していたのですが、珍しいキノコなので乱獲は良くないということと、流石に怖いということもあり、2本のみホイル焼きにして食べてみることに!!!
いやいや、そんな怯えながら食うくらいならスーパーで売ってるシメジかシイタケでも食っとけやって感じですが(笑)
焼きあがったソライロタケ。幸いにも青色は残っています。
醤油に浸して食べてみると・・・寒色系はあまり食欲をそそらないのもあってあまり味には期待していなかったのですが、意外と香ばしいぞ!!!
口に入れた瞬間、ほんのりとした甘いような香ばしさが。味のほうは薄いには薄い味であるものの、旨味そのものはしっかりありました。同じ科のキノコということもあってか、ウラベニホテイシメジの苦みを抜いて旨味を薄くしたような感じでした。
食感も割とよく、シャリシャリとコリコリの中間程度。
以外にも美味しかったです。10点中6点かな。
摂取量が少なかったために中毒症状が発現しなかっただけなのかもしれませんが、24時間経過しても身体に異変なし。2本しか食べていないので、ソライロタケは無毒だとは言い切れないかもしれませんが、少なくとも猛毒ではないようです。
繰り返しになりますが、危険のなので決してマネをしないでください。もし仮にソライロタケを発見したとしても絶対食べないでください。
もし食べてどうにかなっても一切の責任を負いません。
それではまた。