人見知りの僕のコミュニケーション戦略、事業戦略
日頃、大勢の前での講演や対談などに出演している僕だが、実は幼少の頃から人見知りである。
だもんで、自分が出演者ではないコミュニティイベントやパーティーの類はお誘いいただいても、なんだかんだ理由をつけて丁重にお断りしている。
懇親会などでも、誰にどう声かけたものかわからず「ぼっち」になりがちで、どうにもこうにも居心地が悪いのである。だったら他のことに時間を使ったほうがいい。
(幸い最近は僕は出演者の役回りが多く、自分が出演者でないイベントや集いに参加する時間とれないのも事実である)
とはいえ、僕も1ビジネスパーソンであり1経営者。人見知りだからとて、雑談を含むコミュニケーションをしない訳にはいかない。それでは食べていけなくなる。
そんな僕の、人見知りなりのコミュニケーション戦略、生き残り戦略は以下の3つである。
1.本を書く
自分からコンテンツ作り発信する。そうすれば、向こうから声をかけてきてくれる、かつその内容は自分のテーマかつフィールドのものなので、話が続くのである。
2.出演機会を増やす
1.を続けていると、講演や対談、メディアの出演依頼なども増える/途絶えない。最近はモデレータ役を依頼される機会も増えてきた。
1.にも関連するが、自分が発信者であれば終わった後の懇親会などでも誰かが必ず声をかけてくれるし、自分からも「今日のお話し、どこに共感いただけましたか?」など話かけやすい。
自分が出演者なら、職業魂にも自ずとスイッチが入る。仕事モードで話しかけよう/答えよう/会話を続けようとするのである。
ただし無償の出演依頼は基本的にお断りしている。お受けする時間が取れないリアルもあり。
(顧問先やビジネスパートナーの依頼であれば、その限りではない)
3.尖る
自分ゆえの尖ったテーマに取り組む。
たとえば、僕たちは #ダム際ワーキング なる一見意味不明な取り組みにチカラを入れている。単に僕がダム好きなのが発端だが、意味不明ゆえに興味をもって質問してくれる人も少なくない。ある種のツッコミ待ちである。
「ダム際でワーキングって、どういうことですか?」
「なぜダムなんですか?」
このように。
フツウのことだけをしていたら、このような会話は生まれない。とはいえ、こちらから話しかけて説明しようとすると「売り込み」っぽい空気になり、ともすれば煙たがられ、あるいはこちらが下請けになってしまう。それは本意でない(人見知りなのもあって、僕は基本的に営業をしない。そして僕たちは下請け扱いしてくる相手とはお付き合いしない)
人と違うことをする。尖る。
わざわざ奇をてらう必要はないと思うが、自分たちらしく尖るのも、相手から話しかけてもらうようにする、人見知りなりの生存戦略なのである。
#ダム際ワーキング については以下のニュース動画をご覧いただきたい(2分3秒以降)。
という訳で僕は明日もまた筆を走らせ続ける、そしてダムに行く。
以下、最新作です。読書の秋のおともによろしくお願いします。
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