大日本キャンベル党
はいこんにちは、自称大日本キャンベル党下っ端党員のあまねですよ。
私が好きなものはミルクグラスだけでなーい、ので、
昔から大好きなキャンベルグッズをご紹介します。
キャンベルのスープ缶
このデザイン、どっかで見たことありますよね?
あるはずだ。
今でのそこらへんのスーパーや輸入食品店などでごく普通に販売されている缶入りスープの代表『キャンベルスープ』ですもの。
食べたことはなくても一度はどっかで目にしたことがあるのでは。
いやしててほしい。
私はミルクグラスと同じようにこちらの「キャンベルデザイン」もこよなく愛しています。
キャンベルスープ缶デザインを初めて見た時、それは本物のスープ缶ではなくカードか何かだったけれども、衝撃を受けました。
当時の私はローティーンでしたがなかなかのマセガキで、スープ缶を描いたウォーホルのポップアートは、自分の小さな世界で一番かっこいい文化だったんです。
そんな頃から好きなミルクグラスとともに、じわじわ集めておるのです。
ミルクグラスと同時代の文化というのもいいですね。
では一部をご紹介しますね。
グッズ紹介~小物系
マグネットやワッペン、灰皿です。
数年前までシガリロや葉巻を吸っていたのですが、この灰皿を持ってベランダに出て、コーヒーの香りとともにゆっくり吸うと数倍旨いのですわ(当社比)。
アイロンワッペンは確か、吉祥寺の「petit(プチ)」というレトロ雑貨屋でゲットしたものだったような。
あそこのおかみさんとっても良い方なんですけど、確かもうお店を閉めてしまったのでその後はお会いできませんでした。あの時はありがとう。
マグネットや小さなキーホルダーなんかは、実はリサイクルショップのオフハウスを定期的に徘徊していると発掘できたりします。
誰かの不要品はオタクの貴重品。みたいな。
グッズ紹介~カップ系
こちらはカップ類。左がガラスコップで、真ん中が水筒、右はステンレスのカップですね。
このあたりは良く見るものなのですが、右のカップはスープ缶とセットで限定販売されていたものです。
9年前の東北大震災の時、私は現地でこれでもかと被災していたのですが、被災中にやっと開いたイトーヨーカドーグループのスーパーに行ってみたら、天井が落ちて縮小された雑多な簡易売り場のワゴンの中に、こいつがありました。
被災中なんてお金もおろせなくて、皆すぐに食べられるものを買っているわけですけど、オタはこんなものを喜んで買っておりました。
まあ、被災中のほっこりイベントでしたな。
大好きなグッズは使って楽しむがモットーの私ですが、真ん中の水筒は使っていません。水筒としては保温も保冷も密閉もできないちょっと使えないコなので、キレイなまま飾ってます。
グッズ紹介~レシピ本
こちらはキャンベル公式のレシピ本!まるで絵本のように可愛らしいの!中はというと
ただひたすらにレシピが載っています(当たりまえだ)
キャンベルスープってけっこうな種類があるんですよ。
定番のトマトスープから、アルファベットパスタが入ったヌードル、チキンヌードル、コーンポタージュ、クラムチャウダー、マッシュルームのクリームスープなどなどなど・・・
けっこう食べましたぞ~🎵
これらを使ってひと手間加えるアレンジレシピ集ですな。
可愛いよねえ~紙を汚したくないから実際は見ながら作らないんだよねえ~
キャンベルのスープって、作ったことない人は最初分からないかもなんだけど、中身は液体スープだってことを念頭に置いててほしい。日本て粉末ばかりでしょ。
まず鍋に中身を全部あけます。
濃縮タイプなのでごりっごりの塊が出てきますよ。ひかないでね。
そして中身が残った缶に水を入れ、スプーンやゴムベラでかき回して中身を落とします。
その水をそのまま鍋に入れて、希釈して作るんです。
缶の中もキレイになってなかなかよろしい。
並行輸入品でもキャンベルジャパンのものでも、作り方として「1can water」と書かれているので、計らなくていいのが庶民的でよろしいな。
このスープをだね、
こうミルクグラスのスープマグに入れてだね!!!
グッズ紹介~カード系
こんなグリーティングカード類はたくさん見ますな。
逐一買ったりもするんですが、パクリでもコピー品でもなく公式なのがほんとは欲しいよね。
だって自分で作れてしまうもんね。
自分で作れてしまうというのは、自身の作品にこの缶デザインを選んだアンディ・ウォーホルのポップアートに関連するんじゃないかと思うんだけど。
シルクスクリーンが生み出されて、印刷技術が発展してきた1960年代初頭、彼は缶だけでなく、マリリンモンローなど人物写真をもとに色違いのものを連続して同じ用紙に並べた作品をいくつも刷って世に輩出してきたわけですね。
これこそが目覚ましい経済発展を遂げている真っ最中のアメリカで「大量生産の時代」という新時代を宣言したものであり、それまでのカビくさい芸術に一石を投じたんですな。
なので、元々は大量印刷するためのものでしたから、印刷しやすくて当たり前なんだよなって思います。
ミルクグラスもこの時代の、工場での大量生産を代表する庶民向け商品の代表格ですから。
グッズ紹介~布系
はいこちらが!けっこうなインパクトのブランケットですね。
ごくごく最近のもので、確かカルディコーヒーで年始に買いました。
スープ缶2缶とのセットです。
こちらは絶対使わないです!もふもふがなくなるし、色も褪せるし、こういったものは何より、飾るに限るのですよ。
我が家のキッチンの一角にも貼ってあります。
こちらはただの布です。洒落っ気がないので「タペストリー」って言い直します。
こちらは横濱コレクターズモールで発掘。
お気づきでしょうが、上の棚の扉に貼ってあるフレームも、キャンベルスープ缶の広告です。
こちらは当時の本物の広告ですよ。確か70年代の。
キャンベル社は自社の商品に多額の広告費を投じていたので、今でもこうして残っています。
キャンベル社のこと
キャンベル好き!というと「スープ好き」より「ウォーホル好き」というイメージが強いんですが、キャンベル社のこともちょっとだけ。
キャンベルスープのこのデザインの真ん中に描かれた黄色い丸は、パリの万国博覧会で与えられた金メダルなんですよ。
何の功績かといったら、当時「食品を濃縮する」という技術がまだなく、キャンベル社に中途採用された科学者が初めて開発した濃縮技術が表彰されているんです。
スープをそのまんまではなく、濃縮してかつ安価で販売したことで、キャンベル社のスープは爆売れ!この功績を称えたものなんですね。
爆売れ理由はもちろん家庭料理にあります。
毎日の手作りホワイトソースで手一杯だった当時のマンマたちを、この缶スープが解放させてくれました。安くて簡単で毎日食べられる食卓の便利品になったんですね。
そして、ミルクグラスシリーズでもよく目にするオーブン食器代表のキャセロールですが、キャセロール料理に使うクリームやソースをこの缶スープで代用することを提案したのです。
こうして家庭料理に組み込まれたキャンベルの缶スープ。
あのアンディ・ウォーホルも小さい頃から母の手料理として食べていました。だからこそモデルに選んだんでしょうなあ。
ところでアメリカのキャンベルスープ缶レシピサイトがありますので、貼っておきますね。
もちろん回し者じゃないよ!でもおいしそうだよ!
キャンベルキッチン(https://www.campbells.com/kitchen/)
あなたの食卓でも、このビビットで可愛らしい缶とお味を楽しめますように。
ポップなアメリカンカルチャーを楽しみましょう♪