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ミルクグラスお迎えの儀
ども〜ミルクグラスコレクターの大柴あまねです。
先日我が家にきたミルクグラスたちをご紹介します。
このグラスたちが家にきてから部屋の棚に並ぶまでのお話です。
荷ほどきの儀
まずこんな感じで、現地で購入してきます。プチプチに丁寧に包んでくださるオーナーさまでした。ありがたし。
こちらの段ボールにそのまま箱詰め。
なのでまず帰宅したらこの箱から出します。
今回の箱はオーナー様が海外から持ってくるときに実際に使っていた箱だったそうで。こういう場合は、昆虫が段ボールの紙と紙の隙間に産卵している可能性があるので、要注意なのです。さっさと畳んで床は掃除機をかけ、箱はできれば家の外に出しておきましょう。
洗浄の儀
グラスは大抵の場合ほこりだらけ。綺麗なヴィンテージショップなら磨かれていたりもするんですが、棚に長年置かれていればほこりも溜まっているし、今回のこのグラスたちは倉庫にしまわれっぱなしでした。
棚には厳重に保管されていましたが、宝石のように磨かれていたわけではありませんでした。ので、基本は洗剤での洗浄ですね。
こんな感じで、我が家の小さな流しはいっぱいです。
この時点で値段が書かれたシールなどを取ります。大抵は丸い色シールなどが貼られていて、洋服につけるような値札タグではありません。
フリマなど雑多な場所に行けば行くほど値段表記も雑になり、シールもべったり💦ノリのベタベタが残らないように注意です。残りそうなら水につけてからでも剥がせますね。
ところで洗浄に使う洗剤は何を使ってるの?ってたまに聞かれるんですが、私はごく普通の食器洗剤に落ち着きました。
一時期色々と試してみましたよ。
よくCMで見る「ジョイ」「Magica」「キュキュット」などなど、今をときめく最新洗剤はさすがに良かった。ガラス食器用となっているのは基本いいですね。クリアになる感じです。
あとは海外のもので、洗浄成分が環境を汚さないエコ系のものも試してみましたが、日本のもののほうが強力なので、少量でOK。
でも手が荒れました💦
国内のものは油膜がすっきりする感じです。対油分重視で成分的に強いのかな。
ミルクグラスは
○柔軟性がないガラスである
○吹付け塗装がある
ことを前提に洗わないといけないので、
表面に傷がつくこと、傷がつくとガラスは一気に割れること、擦ると塗装がはげること、このへんを頭に入れて洗わないといけません。
なので、基本どんなにひどい汚れでも、金属たわしなどは使えません。金属どころか、亀の子たわしも使えません。
ベストはメラミンスポンジです。
「激落ちくん」とかのあれです。年末に良く見ますよね。
急熱急冷もよろしくないので、熱湯消毒はあんまりしないほうが良いと思います。これは私だけかも。耐熱ガラスなので熱湯でもオーブンでも基本的には良いのですよ。熱いコーヒーが飲めるグラスですからね。
それに「ファイヤーキング」なんて熱に強いからついた名前なのでね。
なんですけど、事故を起こさないために、という感じ。
洗い上げの儀
はい、全部洗いました〜
洗剤が速乾タイプだったり、熱めのお湯で洗うと、すぐに蒸発して表面がクリアになります!
✨つやっ✨ピカッ✨となります!
湿度の高い部屋で自然乾燥させておくと、なかなか蒸発しない水たまり部分に水跡が付きますので、そういう時はさっさと拭き上げたほうがよさそうです。
撮影の儀
細部に渡って欠けや曇り、割れやひびなどのチェックをしたら、撮影しちゃいます〜♪
今回はキッチンでそのまんまをスマホで撮影でございます。
特にセンスなどはございません。
一眼レフも持ってますが、写真家の先生から「がんばれ」って微笑まれました。そんなレベルですよ。
今回は陶器もあるのでございます。ミルクグラスにしか興味がなかったんですが、こちらのオーナーさまからオススメされました。
これらのロゴ入りマグは高円寺や下北沢あたりでは結構な高値で売られています。
分かる。。。分かるで。。。だってかっちょいいもん。。。
結構人気のあるマグなんですよ。
こいつらの話は「アドバタイジンググラス」のカテゴリでもそのうち書きますね♫
水濡れ危険
こちらのベイキイングディッシュも今回一緒に来たんですが、こちらさんは水洗い厳禁!
なぜなら、シール付きのミントだからです!
ミントとは「未使用傷なし」の超美品の新品状態を言います。デッドストック品などがこれですね。
当たり前ですが、未使用品は使用してしまったらもう元には戻れません。
ガラスは傷がついてしまったら元には戻せないんです。
マグコップなら、底につくスプーンの先の傷。
スープカップなら、リム(ふち)の塗装ハゲ。
お皿なら裏面にできるテーブルとの擦れ傷など、生活感あふれる傷が必ずつくもの。
それらが一切なく、さらにメーカーのシールまでついているものは、とてもとても貴重なのです
なので、取っちゃダメ。
濡らしちゃダメ。
なるべく触らない。
で慎重に扱うのです。
紙は非常に脆いもので、触ったそばから崩れてしまいます。
実際に当時の雑誌広告などもコレクションしていますが、ボロボロというより、触れたところからひらひら粉々。。。
こんな悲しいことはありませんぞ。
なので、シールは触らない!!!!
なおこちらのベイキングディッシュは、オーナーさまの意向によりお値段は伏せております。ミントのこいつはなかなか出ないので、価格競争があるとかないとか。OTONANOSEKAI。。。
以上が、我が家でのグラスお迎えの儀でございました♫