HSPさんと非HSPさん
HSP(とても感受性が高い人)が生きやすくを考える、雨音です。
HSPについて考えていくにあたり、そもそもHSPってなんだろう?というところから考えてみました。
HSPって才能?
HSPって気質?
HSPって短所?
こういう時は第三者目線で、冷静に考えるのがよさそう。
HSPは気質です。
五感が敏感で疲れやすく、
人の感情の機微に敏感で、
考える力が高く、逆に考えすぎて
疲れてしまったりします。
共感力と先読み力が高いので、人と話す時、特に心を許していない相手と話す時にとてもエネルギーを使います。
なぜなら、
これを言ったら相手が嫌な気持ちにならないだろうか?
という思考のフィルターを常にかけながら話しているからです。
他の人から見ると『優しい人』だったり、『無口な人』という印象に映るでしょう。無口や優しさの裏では、必死で言葉を紡いでは解いてを繰り返していますが、その様子は同じHSPさんでないと共感できません。
この共感能力の差が、HSPさんと非HSPさんの間に走る亀裂だと私は考えています。
話は変わりますが、私はTwitterをやっており、HSPさん達のコミュニティに参加しています。
私はよもや、クソリプの存在しないTwitter界があるとは考えてもおりませんでしたが、そこに、それはありました。
Twitter界における理想郷のような場所です。それは、みんながみんなお互いを思いあって言葉を交わしているからだと私は思いました。
例えるならそこは花畑で、みんながお互いに花冠を作ってあげてお互いに渡しあっているような、そんな世界に私には見えました。
HSPさん達だけの会社が作れたら、
HSPさん達だけの社会が作れたら、
どんなに幸せだろう。
そんな意見があるのもうなずけます。
対して非HSPさんはというと、(もちろん個人差はありますが)海賊、山賊です。
こうして書くと非HSPさんがとても悪い人のように思えますが、実はそうではありません。
彼ら、彼女らはあいさつ代わりにかるーく切りかかったりするのが文化なのです。チャンバラでコミュニケーションを図るのです。
なぜなら非HSPさんは自分の発言で相手が傷つくかどうかなんてわからないからです。
思考から発言までのプロセスがHSPさん達とはまるで違います。
だから、HSPさんが言葉でケガをしても「傷つけるつもりじゃなかった」とか「こんなことで傷つくと思わなかった」とか平気で悪気なく言えてしまったりします。
こんなHSPさんと非HSPさんが出会ったらどんなことが起こるでしょう。
HSPさんはいつものように花冠をつくり、非HSPさんに渡しに行きます。
非HSPさんはいつものようにチャンバラごっこをHSPさんに仕掛けます。
HSPさんは当然切られてケガをします。
非HSPさんはいつもの挨拶をしただけなので、悪いとは思っていないばかりか、あまつさえチャンバラごときでケガをした、とHSPさんを責め立てます。
(非HSPさんの中でも配慮のある方はいらっしゃるので、こういった表現は語弊がありますが、今はHSPさんが苦手な非HSPさんを例に話を進めております、ご了承ください)
どうしたらこのようなすれ違いがなくなるのでしょうか。
まずは、「なぜ、相手は私と同じように考えてくれないんだろう」と考えるのをやめるところからはじめてみませんか。
先程のチャンバラで例えるなら、「相手は自分と違う」という思考の先に
・相手に切りかかる剣(話術)
・自分を守る盾(聞き方のテクニック)
・その場から逃げだすという選択肢
といった対抗策が思い浮かんでくるはずです。
正直に申し上げると、他人を変えるより、自分を変えるほうが100倍楽です。自分が変われば、世界は変わります。
ポジティブになんかならなくてもいいんです。
「絶対にこの人とは仲良くなれない」と考える究極のネガティブから見つかる道だってあります。
環境を変えなくても、幸せになれる道はあります、私はそう考えています。
HSPさんたちが双方向のコミュニケーションができる場所づくりの資金と、記事を書きながら飲むコーヒー代になります。