名前の由来(本名についてアレコレ)。
表題からしてどうしたもんだろうな。さすがにWEB上で本名を堂々公開できるほどの度胸が無い。
だが、ネタとしては色々あるのだ。差し支えない範囲だけでも流していこうかと思う。
まず、己の名字があまり好きではないのだが、とある戦国大名と同じ、と言えばいいのだろうか。近年まではあまりいい印象がなかったため、どうにも好きになれなかったのだ。
あと幕末関連で直接名字そのものではないが、その名を冠した地名や寺などが出てくるので、そっちのほうがまだ自分の中では通りがよい、気がしている。(こちらは割と好きなジャンルで、好きな人物に近かったせいもある)
あとは、地味に画数が少なめなので、テストのときは少々有利だと思っている。
一応親に、ルーツ的なモノを聞きたい年頃のときに「ご先祖様って何やってたのかなあ」と聞いてみたところ、
「そんなの、呑百姓(※)だぁ」
と、にべもない返答でしたとさ。ちゃうねん。そういうのを知りたかったわけでは・・・いや、だいたいあってるか。
(※どんびゃくしょう:水呑百姓のこと。この会話の場合、水しか飲めないようなメチャクチャ貧乏な農民というような意味合いでよいかと)
まあ、己のルーツ等についてはまた機会があれば、いずれ自分で調べてみたいとも思っている。余力があれば、いずれ!
(これは家紋の丁字の図案。本数がちょうどいい塩梅のが見当たらなかったので、一本だけのやつで。断じて大根では無いのだよ)
(※丁字:ちょうじ、現在はクローブ、のほうが通りがいいかもしれない。なお、お刀のお手入れに使うのもこれの油ですね)
そして名前だが、これまたとても古風・・・いや、伝統がありそうな感じのごくごくありきたりの名前である。いわゆる「子」がついた名なので、性別は間違えられようも無い。そういや入内した人物に同名がおらんかったかな(うろおぼえ)。
名前自体は穏やかな印象を受けるであろう名であり、決して変な名前ではないのだが、いかんせん会う人会う人に「あ、親戚のおばさんと同じ名前だわー」とかいう反応されてみろ、嫌にもなる。今はもうわし自体立派なオバハンだが、若かりし頃はそんなどうでもよいことでグサリと刺さるような柔らかハートだったのだよ。軟弱?うん。
そして全くの同姓同名にもブチ当たる率がかなり高い。今までの人生で二人ほど既に確認している(当然ながら、両方とも年上だ)。
そしてそのうち一人は地元の議員さんだったりするので、名乗るのがすんげー微妙なときもあったりする。時期によってはポスターも貼ってあるしな!同姓同名のポスター、ほんと見るだけでのた打ち回りそうになる。勘弁してくれ。
(もうお一人は、同じ会社内に居たらしく職員名簿でその存在を確認している。だけだったらよかったのだが、あちらさんが定年退職時にご案内のお手紙がわし宛に届くという事故が起きましてね・・・哀しい事故だったね・・・)
実は、この自分の名前、親が付けた名前ではなく、名付け親が存在する、という話なんである。
なんでそういう話なのかというと、わしの父親方の家では「実の親が子に名づけると早死にする」という謎のジンクスがあった、というのが母の談だ。
両系の祖父母は随分昔に他界しているため、謎ジンクスについて詳しく聞けないのがつくづく残念なのだが、それは置いておいて。
母は、子が生まれたら付けたかった名前があったのだと言う。
「ほんとはねー、最初の子には『真琴』って付けたかったのよー」
え、なにそれ、わしそっちの名前がよかったなーーーーー!?!?
と、全身全霊で今の名前を否定しまくっていたのだが、そのくらいは許されると思うの。毎回名乗ると「親戚のおばちゃんと同じ名前ー」「あ、お母さんと同じ名前だわ」って言われるの、割と地味にこたえるんやで。
しかし、続く母の言葉にはさすがに固まってしまった。
「妹ちゃんにはね、『麗華』ってつけようと思ってたの」
・・・画数多すぎないですかね!?
あいつの性格からすると、そんなお嬢様っぽいお名前にも関わらず毎回テストのたびにキレられてたと思うの。その一点において、妹は(わしと似た系統の、二昔くらい前の名前)今の名前でよかったんじゃないかなあ、と他人事ながら思うのでした。ひでぇ姉よのぅ。
なお、余談ではあるが、幕末関連のごく一部の勢力が好きな人たちには何故かなんの変哲も無い苗字を羨ましがられたり(羨ましがられること自体が初体験だった)、
「○○さん(わしの本名、当時はHNは本名ひらがなで使ってた)って、本名なんですか?」
と不思議がられたこともあったんじゃよ。ネタで付けた名字ならどんなによかったことか・・・
「てっきり、『○○さん役』っていうシャレなのかと思いました」
・・・あっ、なるほど?そう思わせておけばよかったかーーーーー!!!とちょっと後悔しましたとさ。
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