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覚悟を決めて、気合で生きろ!

私は最近、76歳の癌で膵臓全摘して何度も入退院を繰り返している宅配弁当屋の社長からの ひさびさの携帯電話を… 

少し「ドキッ」として 受信(うけ)とった。

社長:「いゃ、また 腸閉塞で入院しているんだ。」
「…それで 以前に頼んでいた事の再確認で連絡したんだょ…」
…と話し始めて来のであった。

彼は少し、以前とは異なる 少し弱気に感じる声だったので…

私は思わず「覚悟を決めて、気合で生きろ!」と彼だけが感じる強い声で叫んでしまったんだ。

社長は直ぐに…
  「良いこと言ってくれるねぇ~」
って返事を返してくれたんだ。

団塊の世代の人達に 我々の世代なんかは  最初の仕事を仕込んで貰って、あの厳しくも どこかあったかい感じの 当時の大人社会に参加させて貰ったとの 自分なりの自負がある。

そんな私が今、彼に心から叫んだ言葉は…
全ての御世話に成った団塊の世代の人達への感謝の気持ちでもある。

以前、アントニオ猪木が闘病中の病室からメッセージを伝えている TV番組を見た。

身体は痩せ干そって、別の意味で見違える様だったが…
彼の目と発する声には…以前と変わらぬ気力とガァッ魂を感じた。

どうやら、私は弁当屋 社長とアントニオ猪木さんとを重ねて見ていた気がする。

でも、それは同時に自分にも言い聞かせる為の…

私なりの覚悟でもあったのだ。

今さら、過去の どうのこうの言ったり、思ったりしても…覆水盆に帰らずである。

それならば、それで…

「覚悟を決めて、気合で生きろ!」

実は…自分への叱咤激励の言葉である。

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