プロの本気!アマナのMVPアワード2024 をレポートします
アマナで2024年から新たにスタートした「MVPアワード」。
社員同士が互いの努力を称え合い、感謝を伝える場として設けられたこのイベントは、クリエイティブのプロフェッショナルたちが本気で取り組んだ特別なプロジェクトです。応募から推薦、そして当日の運営まで、すべてが社内のプロデューサーやクリエイター、プランナーの情熱とスキルによって形作られました。
“プロが本気を出すと、社内イベントもここまでできる!”という驚きと感動に満ちたこのアワード。今回は、企画の中心メンバーである重田さんと岩本さんに、設計から運営、そして裏話までたっぷりとお話を伺いました。アマナらしい情熱が詰まったイベントの全貌をぜひお読みください!
ーー 本日はアマナMVP運営の主要メンバーにお話を聞いて行きたいと思います。重田さん、岩本さん、よろしくお願いします!
まずは、MVPの会が始まったきっかけについて教えてください。
重田
昨年までも表彰イベントはやっていましたが、少しおとなしめな雰囲気でした。そこに去年から社長になった金子さんが「もっとがんばっている人に目に見える形で還元したい!」と言って新たなMVP企画が動き始めたんです。運営メンバーにはまだ経験の浅い入社2年目の若手が呼ばれました。
ーー なんで入社2年目のメンバーだったんでしょう?
重田
たぶん、あんまり理由はないと思います。(笑) たまたま金子さんの近くにいたから、くらいなノリだったと思います。
ーー そんなことあるんですね!(笑) そこからどうやって始まったのですか?
重田
最初に打ち合わせをした時に「やるなら本気でクオリティを上げよう」って決めました。決めたのはいいものの、中心メンバーは入社2年目の企画運営などをしてきていない部署にいた社員なので右も左もわからない状態。本気でやるぞってことと運営の予算だけは決まっていて、企画は真っ白(笑)。アマナの社内にはこういった企画のプロフェッショナルはたくさんいますが、新人の私たちは進め方もわからなければ、スケジュールの組み方もわからない。
そこでアマナ10年目のプロデューサーの岩本さんに助けを求めたらチームに入ってサポートしていただけることになり、コンセプトやスケジュールをみんなで進められる体制になりました。
岩本
MVPのプロジェクトを動かす中で、せっかくやるならこういった企画の動かし方を2年目のメンバーが学んでそれを仕事に生かせるようになったらいいなと思っていました。
ーー 他にも社内のクリエイターやプランナーが参加していますよね?どうやって人選されたんですか?
岩本
私はプロデューサーなので企画を進めてタスクを整理するということはできるのですが、やっぱりクリエイティブを作ってくれるアートディレクターやコンセプトを考えるプランナーが必要だよねということになりました。
選ぶにあたって私は社内でつながりのある方の名前を出して、2年目の若手メンバーは”あの人と一緒に仕事がしてみたい”と思うクリエイターやプランナーの名前を出しました。「あのアートディレクターのクリエイティブはすごいおもしろい!」とか「あのプランナーは人柄もステキで一度仕事を一緒にしてみたい!」というような声が多数出て、やっぱり社内でも憧れの人っているのでみんなとてもワクワクしていました。
でも、その名前の挙がった方々は超スーパープレイヤーで特に多忙なので、受けてもらえるかはかなり不安でした。なのでもうダメもとでいってみよう!ということで突撃してMVPの会のコンセプトや想いを伝えたら、「楽しそうじゃん!みんなで盛り上げようぜ!」と言ってノリノリで参加してくださることになりました。結果的にものすごいコミットしてくださって、若手にとってもプランナーの仕事の仕方やアートディレクターとのコミュニケーションを学ぶとても貴重な機会になったと思います。
ーー ステキ!いい話ですねぇ!こういったイベントをするのにふさわしいプロフェッショナル人材が社内に揃っているってとても頼もしいですね。
岩本
プランナーも徐さんと神田さんの二人に入ってもらったおかげでそれぞれの個性が活きたディレクションがされたと思っています。徐さんは感情の設計が得意で、イベントの最後にみんなの感情を高めるためにはどうしたらいいかを考えてくれましたし、神田さんは整理能力がとても高くて分析が得意なので課題に対してどうしたらそれを解決できるのか?といったところを検討してもらえました。エモーショナルとロジカルの両軸を意識して設計できたことがとてもよかったです。
重田
MVPって普通はMost Valuable Peopleの略だと思うんですけど、プランナーの徐さんがアマナの人は奥ゆかしいシャイな人が多いから、もっと個性や色を前面に出していくという意味でキーワードは”VIVID”がいいんじゃないかと提案してくださってMost Vivid Peopleという意味をつけました。
ーー 社内向けのMVP案内資料もとても丁寧に作られていますよね。
岩本
そうですね。会社の状況としては色々あってまだとても余裕のある時ではなかったので、こういった賞金が出るアワードをやることでどうしてそんなものにお金を使ってしまうの?といった不満が出てきてしまう可能性もあると思っていました。なので、このアワードをやる目的や意義をしっかり伝えないと誰もこの施策に期待をしてくれないと思ったので時間をかけて丁寧に作り込み、説明会も行いました。
ーー このロゴもオリジナルで作成されたものですか?
岩本
はい。これも社内のアートディレクターの岡田さんが会社のロゴマークを元にアワード用のロゴとキーカラー、あとポスターも作成してくださいました。今回の企画は社内のイベントで絶対にこうしなければいけないという制約はそこまでない案件です。なのでクリエイターの感性を生かしたもので発信していけたらと思ったので、最低限この要素は入れたいということを伝えてその先はお任せしました。
キービジュアルに使う写真もカメラマンの個性を生かしたビジュアルを意識した制作をしていただきました。
もう岡田さんはベテランのクリエイターなので運営チームも安心感がとてもありましたし、MVPアワードで岡田さんが受賞していたのがとてもうれしかったです。
ーー 社内のいろんな人を巻き込みながら進んで行った様子が目に浮かびます。賞の種類もたくさんありますよね。これはどうやって決めたんですか?
岩本
経営陣からは「数字的な評価(売上など)は給与やボーナスで反映するから、それ以外の評価軸を考えて」とだけ言われたんです。そこでみんなでブレストして、“営業面だけじゃなくクリエイティブ面やサポート面も評価したいよね”“どの部署にも光が当たるようにしたいよね”と、賞のラインナップを増やしたんです。
その中でも特に“ベストマネジメント部門”が大変だったけどやってよかったと思った賞でしたね。全マネージャーの顔写真と簡単なプロフィールを載せたページを作り、チームメンバーや周囲の社員に応援コメントをもらいました。マネージャーは普段褒められることが少なかったりもするので「こんなに周りのみんなが自分のことをよく見てくれていたんだ」ってマネージャーの方々が喜んでくれたのが印象的でした。
ーー やってみてこれは失敗したな…と思ったことはありますか?
岩本
失敗というということはなかったと思うんですけど、でももっとうまくできたなと思うことはありました。若手メンバーは本当に頑張ってくれていましたが、先輩としてもっとやれたことはあったなと思うことも多々あります。自分も本業の仕事もある中で時間を割いて少ない時間でやらなければいけないこともあって、正直しんどいと思うこともあり、実は裏でこっそり泣いていた時もありました。(笑)
重田
私も持っているスキル以上のことを求められる場面も多くて、教えてもらわないと進められない、でもムリに進めると事故ってしまうぞというところもあって、もどかしさもたくさん感じました。
あ、ひとつこれは失敗した!と言えることがあったのを思い出しました!
それは…アマナの人が飲むお酒の量を見誤ったことですね。(笑)
たしなむ程度かな?って思ってたんですけど、ガチでガブガブ、バクバク飲んで食べていて、用意したご飯とお酒が一瞬でなくなったんです!!!それは上期のMVPの時にそうだったので下期のMVPでは上期の10倍用意したんですよ。
それでも全然足りませんでした。(笑)
途中でこれはヤバイぞ!となって2年目の社員で2回も買い足しにいったりしてましたね。
バックヤードの仕切りもあたふたしている現場の様子を見ていた5年目の仕事もできてアマナのことをよく知っている先輩たちが「なんかやりましょうか?」と颯爽と現れてパパパって仕切ってくださったんです。申し訳なさもありつつ、大変助かりました。あの時はありがとうございました!と支えてくれたみなさんに伝えたいです。
ーー どのくらいの方が参加されるのか私も事前にわからなかったのですが、当日会場に着いてびっくりしました。とても多くのメンバーが参加していましたよね。
岩本
そうですね。年末ということもあって普段はリモートで会社にはあまり来ないけど、今日は来たよ!という方がたくさんいて本当にうれしかったです。「懐かしいね!」とか「頑張ったよね!」という声があちこちから聞けて重田さんと隅っこの方でうるっと来ていました。(笑)
ーー 各賞の発表の時やフリータイムの懇親の時間はみんなが笑顔でリラックスしていて、とてもアットホームな雰囲気がありましたし、授賞式で涙するシーンには感動しました。そして最後のMVPの発表の時の緊張感はすごかったですよね。
重田
あの発表の瞬間の静けさからの大歓声はすごかったですね。盛り上がり方が尋常じゃなかった。声援がものすごく大きくて、会場が揺れたんじゃないかってくらい(笑)
その前まではみんなお酒のんですごいおしゃべりしていたのにシーン…となってあんなにみんなが集中力を発揮したところも見たことないです。(笑)
ーー 受賞者が集まってカメラマンに写真を撮影してもらえるフォトブースがあるのもアマナらしくていいなと思いました。
岩本
そうですね。カメラマンはフォトブースはもちろん、会場の様子やスナップも撮影してくれていますし、最後の集合写真も撮影してくれました。会場に来られない方向けにオンライン配信もしました。とてももかっこいいオープニングムービーや幕間の映像もディレクターの桑原さんが制作してくださったり、ケータリングの飾りの旗は自分達でデザインして作ったり、本当に外注しているのはケータリングとトロフィーくらいで、それ以外は全部社内の力でやり切りました。本当に協力してくれたみなさんには感謝しかありません!
ーー 色々振り返ってみてどうでしたか?
重田
正直、運営はハードでした。若手中心で企画やスケジュールをゼロから考える必要があって、何度もミーティングを重ねたり途中でメンバーが入れ替わったり。でもそんなのを吹き飛ばすくらいにやりがいがあったし、学ぶことが本当にたくさんありました。なにより、社員みんなが喜んでくれたことがうれしくて、本当にやってよかったと思えます。
岩本
アマナはクリエイティブ会社だからこそ、こういう大人の“本気の学園祭”ができるんですよね。私たちも、「せっかくこんな楽しいことやってるなら社外にも見せたい」って思ってたので、noteで外向けにアピールできるのがうれしいです。「アマナ、大人も本気でお祭りやってるよ」ってところをみなさんに知っていただきたいですね!
ーー すごくステキなお話でした!
こんなに社員同士が盛り上がるイベントを自分たちのスキルを最大限に使って本気で作っているのは、本当にアマナらしい。記事にできて、私もうれしいです。
重田さん、岩本さん、そしてMVP実行メンバーのみなさん、本当におつかれさまでした!
(聞き手:PR 田 美智子)
▼アマナのイベント運営に興味があったらぜひどうぞ!