防災リュックについて

いきなり何の話やねん、と思うかもしれませんが、皆さんは防災リュックを用意してますか?こうした防災リュックは、震災が起きるとニーズが一気に高まり、やがて徐々に低くなっていきます。まだ用意してないという方は、震災が起きる前に防災への意識を高めていきましょう。

そんな防災リュックをお得に用意する方法は、たったひとつです。それは、リュックと中身を別々に用意することです。セット売りの物だと楽ですが、コストが高く、また追加で中身を購入する必要もあります。

また防災リュックは購入したら、年に一度、中身の見直しや更新が必要となるので、リュックと中身の別々の用意がおすすめです。

防災リュックを選ぶ際は、形状と色の両方が重要な要素となります。

◆リュックについて
防災リュックの形状は、以下の点を考慮して選ぶことをおすすめします。
• 容量: 男性は40L、女性は30L、子供は15L程度を目安とします。
• 背負いやすさ: 長時間背負う可能性があるため、肩紐の幅が広いものを選びましょう。
• ポケットの数: 多くのポケットがあると、必要なものを整理して収納でき、素早く取り出せます。
• 開口部: ガバッと開くタイプは荷物の出し入れがしやすいです。

防災リュックの色選びは、以下の点を考慮しましょう。
• 視認性: オレンジや赤などの目立つ色は、暗闇や混乱時に自分の位置を知らせやすくなります。
• 反射材: 夜間の視認性を高めるため、反射材が付いているものが望ましいです。
• 個人の好み: 日常的に使用する可能性も考慮し、自分の好みの色を選ぶのも良いでしょう。
おすすめの特徴
• 防水性: 撥水加工や防水素材を使用したリュックが望ましいです。
• 耐久性: 丈夫な素材で作られたものを選びましょう。
• 軽量: 長時間の避難に備え、軽量なものが好ましいです。
• 防炎性: 可能であれば、日本防炎協会の認定を受けた製品を選びましょう。

最終的には、自分のニーズと使用状況に合わせて選ぶことが大切です。例えば、家族で色を統一したり、個人を識別しやすい特徴的な色を選んだりするのも良いでしょう。

◆中身について
防災リュックには、災害時に必要不可欠な以下のアイテムを入れておくことが重要です。

必需品
• 水:1人1日あたり500mlペットボトル3本程度(約1日分)
• 食料品:レトルト食品、ビスケット、チョコレートなどの非常食
• 貴重品:現金、身分証明書、家の鍵など
• 携帯トイレ
• 救急グッズ:絆創膏、消毒液、常備薬など
• 衣類・下着:1〜2日分
• 懐中電灯
• 携帯ラジオ
• モバイルバッテリー

その他の便利なアイテム
• マスク、手指消毒用アルコール
• ウェットティッシュ
• 体温計
• ヘッドランプ
• タオル
• 防寒用アルミシート
• ホイッスル
• レインポンチョ

リュックに詰める際のポイント
1. 避難時にすぐ使うものを手前に配置する(懐中電灯、ラジオ、救急用品など)
2. 重いものはリュックの上部で背中に近い位置に収納する
3. 定期的に中身をチェックし、消費期限や季節に応じて入れ替える
防災リュックは家族1人につき1つ用意し、家族構成に応じて必要なものを追加しましょう。また、リュックの重さは男性で15kg、女性で10kg程度を目安にします。

日頃から防災リュックの置き場所や中身を家族で確認し、緊急時の行動計画を話し合っておくことが大切です。

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