書く習慣|真夜中に言葉を紡ぐ日々。
僕が文章を書きたいと感じるのは、決まって静寂に包まれた真夜中だ。それは何の前触れもなく、突然おとずれる。
アイデアの雨が降ってくることもあれば、雷に打たれたような衝撃を受けることもある。さらに、小川のせせらぎのような小さな音が聞こえてくることもある。そんなとき、頭の中はとても透き通っていて、雑念や迷いは微塵も感じない。
それは、きまって本に囲まれているときだ。
僕は温かいご飯を食べ、シャワーを浴び、もう今日は何もしなくていいことを確認すると、ソファーに横になる。ソファーには読みかけの本が積んであって、その中から一冊を手に取る。
それから、貪るようにページをめくっていく。物語を集中して読んでいると、たまに気になるキーワードや新しい気づきを得ることがある。忘れないうちに、僕はその言葉をホワイトボードに記入する。後になって、これが役に立つかもしれないのだ。
僕は、今日も読みかけの本を開く。
日常の何気ないひと時に、新しい色を添える小さな発見やちょっとした閃きがあるかもしれない。
そう思うと、ソファの上に並んだ本は増えていくばかりである。
2022.10.31.
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