クリエイターのための創作の街noteの歩き方
「noteって聞いたことあるけど、よく分からない」
「noteでブログを始めてみたい」
「クリエイターとして収益化する方法を学びたい」
この記事を読んでくれている皆さんは、こんな風に考えているのではないでしょうか?
僕自身もそうでした。
僕は、今年でnote歴5年目に入ったのですが、2020年4月1日に初投稿を始めたとき、右も左も分からない状態でした。
当時は、ただひたすらnoteの毎日投稿をしていました。
そして、投稿をしていくなかで、noteの大きな魅力に気づくことができました。
この記事では、
・noteの5つの投稿形式とは?
・noteの大きな特徴や魅力10選
・収益化する4つの方法
をご紹介します。ぜひ最後までご覧ください。
noteとは
noteは、文章、写真、イラスト、音楽、映像などの作品を投稿して、クリエイターとユーザーをつなぐプラットフォームです。
簡単に説明すると、SNS機能の付いたブログサービスです。
SNSのように、気になったクリエイターがいればフォローできるのは、noteの大きな魅力の一つです。
5つの投稿形式がある
noteに投稿できるのは、「テキスト(文章)」だけではありません。
「テキスト」「画像」「つぶやき」「音声」「動画」の5種類の投稿形式があります。
自分の好きな発信媒体を選ぶことができます。
1. テキスト
noteに投稿している人の多くは、「テキスト」を選んで文章を書いています。
今、あなたが読んでいるこの文章も「テキスト」を選んで書かれたものです。
自分に起きた出来事を日記として書いても良いし、ビジネスで使えるテクニックを紹介しても良いし、自作の小説やエッセイを投稿したって構いません。
2. 画像
「画像」では、自分が撮影した写真や描いたイラストを投稿することができます。
3. つぶやき
X(旧ツイッター)のように、気軽に思った事を投稿したい人は、「つぶやき」がオススメです。
文章だけでなく画像も追加できます。
ただし、文字制限(140文字以内)があるので注意しましょう。
4. 音声
自作の音楽を投稿したり、ネットラジオのような音声配信を始めたりしたい人には、「音声」がオススメです。
機材がなくても、スマホで録音をすることができます。
また、PCから外部音声をアップロードすることもできるので、編集したファイルをnoteにアップロード可能です。
5. 動画
YouTubeやVimeoなどと連携させて、自分が撮影、編集した動画をnoteに投稿することができます。
YouTubeやVimeoのURLをnoteに貼り付けるやり方なので、あらかじめYouTubeやVimeoのアカウントを持っておく必要があるので、注意をしましょう。
もっと具体的な方法を知りたい方は、note公式が出している『note活用術』がオススメです。
noteの「特徴」や「魅力」10選
ここからは、noteの大きな「特徴」や「魅力」を10個ご紹介します。
1. シンプルなエディタで書くことに集中できる
noteは手軽に投稿ができて、とてもシンプルなエディタです。
文字の大きさや色、装飾が限られているため、書くことに集中できます。
2. AIアシスタントが記事の執筆をサポート
noteのエディタには、「AIアシスタント機能」が搭載されています。
これにより、書きたいテーマから記事のアイデアを提案したり、書いた文章の表現を書きかえてくれたりが可能です。
また、記事タイトルの提案や文章の要約も「AIアシスタント」が得意とする領域です。
3. お題があるので、つづけられる
そんな風に思っている人も多いと思います。そんな人にオススメなのが、「お題」です。
noteでは、定期的に「お題」が用意されています。
創作をつづけられるアイデアやテーマをnote運営側が提供してくれているのです。
また、「お題」から記事を読んでみようと思う読者もいます。
「お題」にチャレンジすることで、新しい読者を獲得するきっかけにもなるのです。
4. コンテストに参加できる
noteには、「コンテスト」と呼ばれるイベントが開催されています。
これは、noteと企業によるコラボ企画です。
記事の応募期間があって、審査員たちによる審査が行われます。受賞者には、メディアに掲載されるチャンスをもらったり、賞金や賞品などが贈られたりします。
また、「お題」と同じように、自分が書いた記事が多くの人に読まれるチャンスとなります。
特に、コンテストの中でも人気なのは、「創作大賞」です。
これは、2022年から始まった日本最大級の創作コンテストです。
5. noteは、やさしいインターネット
Xを見ていると、よく炎上しています。
実際、たくさんの「いいね」や「リポスト」は炎上するような内容であることが多いです。
一方、noteは「やさしいインターネット」です。
noteというプラットフォームでは、よほどのことがない限り、炎上しませんし、悪口コメントを書いている人はほとんどいません。
僕自身、これまでnoteに文章を投稿していきて、誹謗中傷のコメントに出会ったことは一度たりともありません。ネットに文章を投稿したい人にとって、最高のプラットフォームだと思います。
では、なぜ、noteは炎上しにくいのか?
それは、noteが炎上しにくい設計になっているからです。
これに関しては、noteのCXOである深津貴之さんが言及されています。面白いので、こちらも併せてご覧ください。
6. クリエイターサポート機能がある
noteには「クリエイターサポート機能」があります。
これは、良いと思った記事に投げ銭を送ることができる機能です。
読者は応援したいクリエイターに、メッセージを添えて、100円〜10万円までの投げ銭を送ることができます。これは、記事の一番下にある「サポートする」から行えます。
また、クリエイター側もサポートを募るメッセージを書くこともできます。
僕の場合は、コーヒーが好きなので「サポートしてもらったお金でコーヒー豆を買います」というような趣旨のメッセージを書いています。
(この文言は、「アカウント設定」からいつでも自由に変更できます)
メッセージの内容もクリエイターの個性が出ますし、頂いたお金を何に使うのかを書くことで、読者の方々に親近感を抱いてもらえます。
僕はnoteを始めたばかりの頃、いろいろな人に何度かサポートを送ってもらって、とても嬉しかったのを覚えています。当時は毎日投稿を頑張っていたので、とても励みになりました。
また、「クリエイターサポート機能」の魅力は、これだけではありません。
サポートした読者は、「みんなのオススメ記事」として、サポートした記事を自分のフォロワーさんのタイムラインに表示させることができます。(上の写真参照)
例えば、僕がAさんの記事をサポートして、オススメしたとします。
すると、僕のフォロワーさんのタイムラインにAさんの記事が表示されて、Aさんの記事を読んでもらう可能性が増えます。
これは、Xでというところのリポスト機能のようなものです。
「拡散」と聞くと、少し怖い印象があります。
これは、悪口や誹謗中傷なども拡散されるイメージがあるからです。
しかし、noteにある「みんなのオススメ記事」は、サポートと結びついているので、そういったリスクが最小限に抑えられています。
投げ銭したいと思う記事って、良い記事であることが多いからです。
7. クリエイター支援プログラムがある
noteには、「クリエイター支援プログラム」といって、企業から支援を受けられるプログラムがあります。
幻冬舎、ダイヤモンド社、日経新聞、文藝春秋、週刊少年マガジンなどが参加しています。
(2024年現在、86パートナーが参加)
noteクリエイターの出版のお手伝い、新聞誌面での紹介、テレビ番組出演など多岐にわたります。有名人かどうかに関わらず、noteを書いているクリエイター全員にチャンスがあるので、夢のような話です。
8. 運営の方にオススメしてもらえる
noteにはランキングがないのですが、その代わり、良質な記事を書くと、「今日の注目記事」として、note運営の方にオススメしてもらえます。
選ばれる基準は、フォロワーが多いからとか、スキが多いからではありません。運営さんの人の目で、一つひとつの記事を読んで選ばれています。
僕もありがたいことに、これまで2回もオススメに選んで頂きました。noteを投稿している全ての人にチャンスがあります。
9. noteは、「人」検索である
noteが普通のブログと異なるのは、「人」検索です。
僕たちは、何か調べものをしたい際にネットで検索をします。検索上位にある記事から順番に読んでいくのが一般的だと思います。
逆にブログ記事を書く側の視点に立ってみると、多くの人に読まれるために、SEOを意識した記事を書いて、検索上位を狙います。
しかしnoteでは、ブログような記事を書いてもあまり読者は増えません。
僕は、noteを読む魅力は別にあると考えています。
それは、ブログ記事のように「内容」検索するのではなく、note内にいる面白い人を見つける「人」検索だということです。
わざわざnoteのアカウントを作って読んでいる読者は、専門知識を知りたいというよりは、noteの街にいる魅力的な人を求めているのです。
10. noteには、広告がない
ご存知のように、noteには広告がありません。
そのため、ストレスなく文章を読むことができます。
そして、とてもシンプルな構造になっているので、読む人にとっても、書く人にとっても使いやすいのです。
また、ブログのようにGoogleアドセンスで稼ぐことは、できません。
では、クリエイターはどのように収益化するのか?
収益化については、次の章で深掘りしていきます。
noteの収益化のための4つの方法
ここからは、noteの収益化をご紹介します。
noteの収益化には、
・有料記事
・有料マガジン
・定期購読マガジン
・noteメンバーシップ
の4つの方法があります。
一つずつ説明していきます。
1. 有料記事を書く
noteクリエイターは、自分が書いた文章や作品を有料記事として販売することができます。価格は、100円〜5万円まで自由に設定可能です。
(※ noteプレミアム会員は、10万円まで設定可能)
ビジネスに役立つ情報や小説、エッセイ、漫画などを手軽に販売できるのは、noteならではの魅力です。
また、有料エリアを指定できるので、途中まで無料で読めるというような設定が可能です。
2. 有料マガジンを作る
「マガジン」というのは、記事がファイルだとすると「フォルダ」のようなものです。有料マガジンを作ると、そのマガジンに入っている記事をまとめて販売できます。
「有料記事」が単品なら、「有料マガジン」はセット売りといったイメージで考えてください。
例えば、「単品だと1記事100円だけれど、10記事まとめて購入してもらうと800円になり、お得です」というような販売が可能です。
3. 定期購読マガジンでサブスク化
「定期購読マガジン」は、月額でお金を払えば、定期的に記事を読むことができるサービスです。
(金額は、100円〜10万円まで設定できます。ただし、noteプレミアム会員に入っている必要があります)
投稿頻度は、クリエイターによって異なります。
月4回更新する人もいれば、月に1回だけの人もいます。もちろん、毎日投稿している人もいます。
また、定期購読マガジンの運営には、審査があるので、注意をしましょう。
4. noteメンバーシップを始める
「定期購読マガジン」と似たサービスに「noteメンバーシップ」があります。
これによって、月額のサブスクサービスを始めることができますが、「定期購読マガジン」と異なり、必ずしも記事を投稿する必要はありません。
また、掲示板なども利用できますので、幅広いクリエイターを対象にしています。
noteメンバーシップについては、以前に記事を書いています。
実際に説明会を聞いて学んだことを記事にしたので、興味のある方は、こちらの記事も読んでみてください。
最後に
noteは、誰もが住める創作の街です。
僕たちが日本に住んでいるのと同じように、オンライン上でnoteという創作の街に住んでいます。
街だからこそ、そこでファン(フォロワー)ができるのは当然だし、自分たちのお店(コンテンツ)があるのも不思議ではありません。
ぜひ、これを機にnoteを本格的に始めてみては、いかがでしょうか?
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