仕事中にバックパッカーを拾った話し
配達の仕事中にバックパッカーを拾った話です。
僕は仕事柄配達する事が多いのですがその日もいつもと同じ様に早く配達をら終わらせて帰ろうと思い運転していました。
田舎道を走っていた所、スケッチブックを掲げた青年と目が合い笑顔でこちらに手を振りながら走ってくるではありませんか。
僕も笑顔で愛想笑いしながらそのまま30キロぐらいで通り過ぎて行った。
いつもなら出会う事のないバックパッカーとの出会いにワクワクする気持ちが芽生えるかもしれませんが早く配達を終わらせ帰りたかったのです。
心の中で申し訳ない事したなと
思うより先にあと何件あんだよ!!!
こんな配達するくらいならウーバーイーツになるか!?お?
配達するだけの人生なのか!?
配達しかしていないのに自己啓発しろとか上司に言われてじゃあお前が持って行けよ!
とか思いを巡らせていました。
ふとバックミラーを見るとさっきの青年がスケッチブックを脇に抱えてさっきより速度を上げて迫って来ていました。
僕もアクセルを踏み込んで曲がり角で彼を巻きました。
配達場所に着き荷物を下ろし次の配達場所に向かいました。
先程の青年を思い出し、あんなデカイスケッチブックってどこで売ってるのかな?と考え事していながらT字路を曲がると彼が居ました。
これはもう何かの逃れられない運命なのかなと思い車を止め話を聞いてみました。
なんでも彼はマジシャンをしながら世界各地を旅しているとの事でした。
旅の先々でマジックを見せては人を喜ばせチップを貰いお金が貯まるとまた別の場所へと旅をしているのだそうです。
その話を聞いて僕は衝撃を受けました。
年金とか市民税とかどうしてるのかな?
初対面でそこまでは聞けなかったので取り敢えず助手席に乗せました。
彼は空港に行きたいとの事。
あ、ここは沖縄です。
国際通りの居酒屋でマジックをしてチップを稼いでいた所、気前のいいおっちゃんに泊まるところがなければウチに泊まっていけ!と言われたらしくこんな田舎までついて来たそうな。
朝早くからそのおっちゃんは
俺は仕事行くから適当に帰れ!
と言われて縁もゆかりもない田舎にぽつんと1人いたそうです。
そこタクシーも通らないよ笑
そこで自分と出会い全力で助けを求めたそうです。
1回目スルーしてごめんね。といい謝りました。
仕事中な事もありどうしたもんかと思っていたら、いいアイデアが浮かびました。
彼に仕事させよう。
空港まで連れて行くから配達手伝ってよ、と言うと彼は笑顔で承諾してくれました。
労働力の確保です。
配達中になんで旅をしているの?と聞くと
一冊の本と出会い運命が変わり旅をする事に決めたと言っていました。
どんな本なの?と聞くと
羊使いがエジプトを目指しながら旅の途中で成長していく小説だそうです。
これです↓
(わぁ~初めてのAmazonアソシエイトだ♪)
僕も買って読みましたが内容は忘れました、、、
ぜひ読んでみてください。安いので
お別れにはお互いインスタフォローし合って別れました。
旅先の国々で出会った人と写真を撮ってインスタにあげているそうです。
いつどこでどんな人と出会うか分からないので何かの縁だと思って沢山の人に出会っていきたいものですね。
それは一冊の本かもしれない。
彼も色んな出会いがしたくて旅を続けているんですね。
コロナ大丈夫かな?
奇跡的にこの記事見たら連絡下さい。
インスタのログインパスワードは忘れました。
沖縄に来る時は空港まで迎えに行って笑顔でスルーするので。
あーす