人は忘れる事ができるから前へ進めるけど。
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介護業界では、来年の4月からBCP対策が義務化になるので、設置スペースや、燃料保管スペースがある施設は、災害バルク補助金を使って非常用発電機を設置する施設が増えています。
また、病院では消防設備が動くための自家発電以外にも非常用発電機を設置していますが、どちらもこの記事をちゃんと読んだのだろうかと疑問に感じています。
万が一のために設置する非常用発電機は、万が一の時に動かないケースがあるんです。
また、動いたとしても電子機器が誤作動を起こしたり、電圧変化で故障したりする場合があるんです。
人は確かに辛く悲しい事を忘れる事ができるから前へ進めるけど、教訓まで忘れてはいけない。
とんでもない経験をしたのだから、生かさなきゃいけないのに、非常用発電機を設置してしまう。
これは、万が一の時にしか使わない物に対して多額の資金を投資しても、費用対効果が無いと判断しての事なのか、常用の発電機がある事を知らないのか分からないから何も言えないが、私は自分がもし入院したり、家族が施設に入所するなら、本当に安全な場所を選びたい。
そして、阪神淡路大震災からプロパンガスに安全弁が義務付けになったから、東日本大震災で物凄くプロパンガスのおかげで助かった事はあまり知らされていない。
これは、大手都市ガス会社の権力とプロパンガス会社との力の差が出ているとしか思えない。
電気も然りだ。
非常用発電機は、系統電力が停電した時にしか稼働させてはいけないなんて意味が分からない。
デマンドカットをされると基本料金が大きく下がって収入が減るからだろうか。
大手エネルギー会社と政界の癒着を感じざる得ない。
透析患者にとって、水道と電気が止まる事は命に直結する。
医療介護業界の方は実務て多忙のため、設備に関しては業者任せが多い。
その業者は、医療や介護の現場の事はあまり分からない場合が多い。
お互いがお互いを守るためにも、辛く悲しい出来事を教訓にして考えて対処して欲しい。