24歳。The Original in my lovely life

2023年6月10日 23:41

自分の好きな服を着ること。それは自分の好きな服をただ着ているそれだけのことなんだけど、自分以外の誰かがこの格好してたら目を惹くなとか第三者目線で、都会の人混みの中でそう思ってしまって少し嫌になった。自分の好きな服着てるだけなのに、なんで人の評価で優越感を感じているんだろう。
こんな思考回路になるの普通？みんな思うの？
自分のファッションを他人に認められたところで何なんだ？くだらないこんな事を気にしてちゃ幸せになれないし、自己を見失う。この服を着て嬉しいとか自分可愛いとか心が躍るウキウキする感情だけフォーカスしなきゃね。

人に囲まれてるよりも自然に囲まれていた方が自分でいられるから自然が大好き。広い視野で遠くの山を見つめたり岩や川の水を見ている方がずっと心が軽くなる。上高地に行きたい。自己を見失わないように、今日もあたしは可愛い

The Origiral、展示がとても良かった。作品もだけれど開催した思いとかThe Originalの由来や意味、見に来た人に投げかけている言葉が私は好きだった。いつも美術館や展示をみて、振り返るとはじめにある開催者の言葉や説明の文章が心に残ってる。これをちゃんと全部読める人と分かり合えそうな気がする。でも美術館って1人で行くのが好き。

豊田市美術館でみたデザインあ展も良かった。

展示を見た後にこの本の内容にとても惹かれた。

買わなきゃ、めちゃくちゃ読みたいって衝撃が走って値段も見ずに買うくらいだった。前の自分だったらこんな難しい内容の本を買わなかっただろうなと思ってびっくりしてるし感心してる。わからない単語はその場で調べて学びにしていくし、一回で理解できない文章は何度も読み砕いていく。本は何度も読む楽しさもあるってことに気づく。

若いうちに興味のある事に前のめりで向き合わないとなって思う。本ももっと読みたいなと思うだけじゃなくて、色んな場所にいってそこで出会った思い出のある本を見つけたいし、家だけじゃなくて色んな場所に連れて行って読んでみたい。自分の心に響く本をたくさん見つけたい。本だけじゃないけど自分をもっと高めていけるように色んなものを見て触れて聞いて、感じ取って自分なりに取り込んで、オリジナルインプットとオリジナルアウトプットをしていきたいと思います。早起きをして家事をこなして一人暮らしを楽しんでる。心配なんていらないくらいに自炊もちゃんとしてます。お買い物も作るのも楽しいからいい奥さんになれるように頑張れ。

24歳になりました。離れている家族や姉夫婦、友達からお祝いされて誕生日プレゼントをもらったりして嬉しかった。友達の彼に兄弟愛だねって言われて当たり前だと思ってた愛に気づけました。ありがとう。

誕生日はずっと行きたかった小布施に行きました。北斎館や高井鴻山のお屋敷に行ったりしてゲストハウスに泊まって日本の文化や良さにたくさん触れられて幸せな24歳をスタートできた。

そうえば22歳の誕生日に映画が公開されて見に行った奇跡みたいな日だった。

ゲストハウスにあった一冊のノートにいろんな人のメッセージや日記みたいなものが書いてあってそれを読むのが本当に楽しかった。世界中、いろーんな人たちがいていろんな人生があるって思うとワクワクしちゃった。私も誰かに読んでもらえるって思うと嬉しくなって長文書いちゃった。(最終的に手紙みたいになったけど)

私は北斎の作品だけじゃなくて北斎の人間の中身の部分も素晴らしいと思うし尊敬してるし見習わなきゃなって思う。一番好きな言葉。

己六才より物の形状を写の癖ありて半百の此より数々画図を顕すといえども七十年前画く所は実に取るに足るものなし

七十三才にして稍（やや）禽獣虫魚の骨格草木の出生を悟し得たり

故に八十六才にしては益々進み九十才にして猶（なお）其（その）奥意を極め一百歳にして正に神妙ならんか百有十歳にしては一点一格にして生るがごとくならん

願わくは長寿の君子予言の妄ならざるを見たまふべし

「私は6歳より物の形状を写し取る癖があり、50歳の頃から数々の図画を表した。とは言え、70歳までに描いたものは本当に取るに足らぬものばかりである。（そのような私であるが、）73歳になってさまざまな生き物や草木の生まれと造りをいくらかは知ることができた。ゆえに、86歳になればますます腕は上達し、90歳ともなると奥義を極め、100歳に至っては正に神妙の域に達するであろうか。（そして、）100歳を超えて描く一点は一つの命を得たかのように生きたものとなろう。長寿の神には、このような私の言葉が世迷い言などではないことをご覧いただきたく願いたいものだ。」

https://ja.m.wikipedia.org/wiki/葛飾北斎

岩松院に来ていたおばあちゃんたちがいたので写真撮りましょうか？って話しかけて撮り合いっこした。私もおばあちゃんになって、ああやってまた小布施にきて24歳の誕生日のことを思い出したいなって思った。周りの20代は私たちしかいなかったし、こんなところに一緒に来てくれて毎年誕生日を過ごしてくれる相棒に本当に感謝してる。こんなに好きなものが同じで共有して幸せになれるってすごい事だしとっても貴重で大切にしなきゃなって思う。

新しいことを始めたいんです、と言われて。環境が変わった今の自分には関係ない事だと思っていたけれど少し考え始めるのも悪くないと思った。今いる場所で同じ仕事をして極めるのも自分に合っていると思う、けれど人と同じでもっと合う仕事があるのかもしれないし新しいこともしてみたいし新しい場所や環境でまた人生をアップデートしていきたい気持ちもある。でもとりあえずは今を丁寧に生きていくのが大事だと思う。

歳を重ねるにつれて頭の中で、脳みそで、考える事がたくさん増えて疲れてしまう時もあるけれど処理できるようにもなってきた。日を増すごとに感情もコントロールできるようになって大人になるってこういう事なのかなとも思う。
着実に強くなっている気がする。
目指す幸せを作るよりもその場で作られた幸せを感じる方が心が楽になる。早起きがこんなにも清々しくて素晴らしいなんて今まで思いもしなかった。