【日本語要約】Victor Wootenの最高すぎるレッスン動画
LAで活躍している日本人ベーシスト、Yuki Lin Hayashiさんがツイッターライブ配信で紹介していた、Victor Wootenのレッスン動画があまりにも最高すぎたので、自身の備忘録として、日本語要約してみました。
※Yuki Lin Hayashiさんのライブ配信は、ものすごくためになるので、皆さん是非聞いてみてください。↓林さんのツイッターアカウントはこちら
https://twitter.com/linbassman?ref_src=twsrc%5Egoogle%7Ctwcamp%5Eserp%7Ctwgr%5Eauthor
2分22秒~
・私が若いころはインターネットが発達していなかったので、「好きな音楽に触れる」こと自体が特別なことだった。
・スタンリークラークやマーカスミラーを見るのは本当に特別なイベントだった。
・その特別な感覚を失いたくないので、はるかに便利だということは知っているが、Youtube や Spotify で音楽を聴くことはない。
3分44秒~
・演奏中音楽理論のことを考えることはない。
・普通に会話しているときに、「これは名詞、これは動詞」といちいち文法を考えないのと同じ。
・音楽理論が役に立つのは、「何か問題がある」ときだけ。
・音楽理論は道具の一種。
・車を運転しているとき、道具はトランクにしまっておくもので、シートにおいておくものではない。
・できれば道具(音楽理論)を使わないで済めば、それに越したことはない。
・聴衆は音楽理論を求めているのではなく、奏者の情熱や感情、フィールを求めているのであって、「音楽理論にどれくらい精通しているか」には、興味がない。
4分48秒~
・一緒に演奏している人が何をどのように演奏しようが、「自分自身がそれをどう感じるか」だけを意識している。
・そして、それに”感情”で応える。
5分55秒~
・音楽理論を深く理解すれば、それについてあれこれ考えなくても良くなる(考えなくても使えるようになる)。
・今弾いていたコードはメジャーコードだったので、それにマッチする音を使って演奏していた。
・もちろんそれはそれで良い演奏だが、私が曲のキーに含まれていない音を弾いた時、「おっ!!」となって、あなたは思わず指をさした。
・なぜその音が注目を集めたかというと、その音が「間違っている」から。
・音楽理論を勉強するのは、「正しく演奏するため」でもあるが、先ほどの演奏の中で一番カッコよかった場所、あなたの「おっ!!」を引き出したのは、「間違っている音」。
・私たちが音楽理論を学ぶのは、「間違えるられる」ようになるため。
・「間違えた音」は、聴衆の感情をグっとつかむ。
・「正しい音」は、”ナイス”だが、「間違えた音」は、”ウゥーーー!!” 。
8分1秒~
・この曲のキーはわからないし、完璧なピッチも持っていない。
・でも気にしない。なぜなら聴衆はキーで踊るのではなく、グルーヴで踊るものだから。
・これから、できるだけ「間違えた音」を演奏するけど、”グルーヴ” させるよ。
(半音ずつ上がっていくだけなのに最高すぎる、ビクターウッテンの演奏をお楽しみください)
・どの音が間違ってる??
・全部、正しいでしょう!
8分50秒~
・グルーヴのコンテクスト(文脈)があっているので、「正しい音」に聞こえる。
・音の高低ではない。
・どんな音であろうが、グルーヴにハマっていれば、正しく聞こえる。