時間の質を変える〝非日常〟
邪道で気分転換
最近お休み気分を味わいたいときに淹れる飲み物。
フレーバーコーヒー。
レギュラーコーヒーにバニラとかマカダミアナッツとか香り付けがしてある。
コーヒーは子どもの頃からブラック派の私からすれば、フレーバーコーヒーなんて、本来邪道でしかない。
ずっとそう思っていたけれど、だいぶ前に海外にいたとき、初めて試す機会があった。
ちょうどストレスが溜まってどうしようもないころに飲んだこともあったせいか、そのフレーバーにホッとして全身の力が抜けた感じがした。
元々コーヒーの香りそのものはとても好き。リラックス出来る。
フレーバーコーヒーはそれと比べてしまうと、やはり邪道としかいえないのだけど、それでも、独特のリラックス感を味わえる。
通常のコーヒーでリラックス出来るのが日常なら、
フレーバーコーヒーで得られるのは非日常のリラックス感。
フレーバーコーヒーは、私の日頃の生活のどこの延長線上にもないのがいい。
ホッとした次の瞬間、日々の慌ただしい時間と空間から切り離される。
気がつくといい気分転換になっている。
花手水でバーチャル旅行
先日旅先で訪れた神社。
手水舎が花手水になっていた。
後からネットで調べたら、最近少しずつ全国の寺社仏閣で花手水が作られるようになってきているらしい。
もうずいぶん前のこと。
アジアの国々を旅行したとき、この花手水と似たような風景を寺院で何度か目にしていた。
まさか日本の神社でお目にかかれるとは、と思わずパシャリ。
見た目に美しくて癒される。
特に夏は色とりどりの花が水に浮いている様がとても涼しげだ。
元々寺社仏閣巡りは好きだけど、この花手水は非日常の風景。
私にとっては、まさに旅行気分を味わわせてくれる。
通常に戻りつつある今日この頃。
それでも、私の職場環境も考えると、全く何も気にせず行きたいときに行きたいところに行けるようになるには、もう少しかかりそう。
そんな時に花手水のある風景を眺めたら、たとえ都心ど真ん中にいても即座にバーチャル旅行をして静謐な時間に包まれそうな気がする。
時間の質に注目したい
今年の夏休みはまとめて取れず、いつにも増して短く感じた。
それでも、あれこれ工夫して、〝非日常〟を感じさせるものでぐるっと自分時間を囲んでみたら、時の流れがなんとなく緩やかになって、一日が長く感じた。
そうだった。
時間感覚は人によって異なる、案外と主観的なものと言われている。
普段私たちは客観的な時間軸の中で生活しているけれど、人によって、実際の時間の感じ方は異なるものだ。
ただひたすらまとまった休みを取ろうとするだけでなく、時間の質に注目して、同じ時間を長く感じられるような工夫を日々取り入れるのもいいかもしれない。
いかにも日本人的な発想のようにも思うけれど(苦笑)。
あれこれ考えていたら、ちょっと楽しくなってきた。
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