韓国ドラマ『月水金火木土』第1話:結婚という肩書きを欲しがる人たち"プロ妻"×顧客のラブコメが今はじまる
パク・ミニョン主演、コ・ギョンピョ、キム・ジェヨン共演のドラマ『月水金火木土』が、2022年9月21日より韓国tvNで放送開始。
パク・ミニョン演じるチェ・サンウンは、契約結婚を仕事にしている。そんな彼女を巡って、月水金の長期顧客であるコ・ギョンピョ演じるチョン・ジホと、火木土の新規顧客であるキム・ジェヨン演じるカン・ヘジンが、ロマンスを繰り広げていく。
本記事では、韓国ドラマ『月水金火木土』の魅力に迫る。
結婚を職業にすると、それなりの代償がある
容姿、資格、スキルなど、全てにおいて完璧な女性、チェ・サンウンの職業は、結婚をなりわいにする、いわゆる契約結婚マスターだ。
結婚を必要とする独身男性と、仕事として契約をする彼女だが、プライベートの戸籍にはしっかりとバツがついていく。そろそろこの仕事も終わりにしようと思っていたサンウンには、気がかりな顧客がひとりいたーー。
カン・ヘジン役で出演しているキム・ジェヨンに一目惚れをして手を出した韓国ドラマ。私はまだ独身で、結婚というテーマは少し耳が痛い気もするが、背に腹は変えられない。
本作は、ラブコメというくくりではあるが、内容はとても現実的だ。独身男性と契約結婚をするとき、同時にサンウンも独身でなければならない。前の契約者と離婚しては新たな契約結婚をする……。気づけばサンウンの離婚歴は12回になっていた。
多くの離婚歴をみて「まるで人生の成績表みたい」といったサンウンは、立場は違えどキャリアや恋愛、結婚に悩む30代女性の心情と重なるのではないだろうか。
ラブコメのライバルは、なぜこんなにも正反対なのか
そんなときに出会ったのが、月水金の長期顧客であるチョン・ジホだった。ただ夫婦のように一緒に夕食を食べてほしいという彼は、とても無口な男である。なんならちょっと闇がありそうで怖い。
ジホとは何も話さず夕食を食べるだけの夫婦だったが、5年も続いている。その理由は、これこそがサンウンが望む理想的な結婚だったからなのではないだろうか。
しかし、無口のはサンウンの前だけで、日常生活では普通に口を開くようだ。なんだか「話すこと」によほどの悩みを抱えているようにも見える。
でも、そんな不器用な男が心開いてくれたら、コロッといくのが王道だ。サンウンが本当に結婚するのだとしたらジホだろうな〜という予感だけは、序盤なのにしっかりとある。
そして、待ってました。カン・ヘジン!彼は、韓国のスーパースターであり、財閥の御曹司でもある。この2つの肩書きだけでも順風満帆さがうかがえるヘジンだが、恋愛だけはどうにもうまくいかないらしい。
ヘジンは、幼い頃の初恋相手を忘れられないでいたのだ。見た目はまさに俺様!プレイボーイなヘジンだが、恋愛を語る姿はただのウジウジした男である。マネージャーにも相手にされていない。そんなヘジンを一言で表すなら、「ヘタレ」なのではないだろうか。
ある日、ヘジンはサンウンと再会する。そう、再会なのだ。ヘジンのいう初恋の相手とは、サンウンのことだった。
だけど、まだこの時点ではサンウンがあの初恋相手だとは気づいていない。え、ずっと好きでも気づかないもの……?
幸せは結婚以外にもある
サンウンは「私の夢は外国で私を知らない男性に出会って、結婚しなくても純粋な恋愛をすることだ」という。皮肉なことに、世の男性に結婚の肩書きを与える当の本人がそれを欲していないのだ。
そんな夢を実現するため、サンウンはついにジホとの関係を清算しようと試みる。しかし、 先手を取られジホから離婚を切り出されてしまう。そのときのサンウンの悲しそうな顔ったら、ない。
顧客はみんないなくなったし、肝心のヘジンはまだ空気。ここからどう絡んでくるのだろう。
幸せにはいろんなカタチがある。しかし、純粋な恋愛を欲しているサンウンも、結局最後は幸せな結婚をしそう。元も子もないことを言うが、今後の3人を見守りたい。
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