物語の主人公の「迷わなさ」が不思議でたまらない
昨年公開の映画『BLUE GIANT』をAmazonプライムで観ました。
何人もの友人が「すごくよかった!ぜひ観て!」と言っていたものの観れておらず、今回配信サービスでようやく観ることができました。
結論、めっちゃ泣きました。
主人公たちの成長そのものというより、それを見守ってきた周りの人たちの表情に涙が溢れました。
音楽もすごくかっこよくて、映画館で聴けたらどれだけよかったか…と想像しました。
でも個人的に印象に残っているのは、主人公 宮本大のキャラクターです。
「オレは世界一のジャズプレーヤーになる。」
この揺るぎない想いがなければ、この物語は前に進みません。
また、守りに入ったり弱気になりそうな場面でも、彼は前だけを見て、他のメンバーを鼓舞します。
物語の主人公としてはめちゃくちゃかっこいいのですが、私の感覚としては「なんでいつも迷わないの?」という疑問が浮かびます。
ワンピースのルフィがその代表格で、「海賊王に俺はなる!」と宣言し、常に前だけを見て突き進むイメージがあります。
大半の人が迷いながら進んでいく中で、彼らのような存在は眩しく、ついていきたくなるのだと思います。
でも私はそれ以上に、迷ったり悩んだりしながら一歩ずつ前に進んでいく人の方が人間らしいなって思います。
ドラムの玉田はきっと劣等感を抱えながらも、ふたりと一緒にジャズがしたいという想いで必死に練習をします。
ピアノの雪祈も厳しい現実と向き合いながら、自分なりに前に進んでいく。
私にとっては、彼らの方がより人間味があって、興味が湧くみたいです。
大も迷ったり悩んだりしながらそれを誰にも見せないようにしているのか、そもそも迷ったり悩んだりしないタイプの人間なのか…?
人間を理解するというのは、とても難しくて、面白いことだなぁと思います。
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