見出し画像

適応障害になってから、遠出ができるようになるまで

私は今、神奈川県から川越に向かっています。

知り合いのライブに行くためです。

数年前の私にとっては考えられないような行動をしていることに気づき、ひとり静かに感動しています。


新卒入社後3ヶ月で適応障害と診断され、会社を辞めました。

それからは外出するハードルがぐっと上がり、電車に乗って遠くに行くなんて考えられませんでした。


1年目は近所に散歩に行くか、母親と少し出かけるくらい。

2年目はだんだん友人に会えるようになり、少しなら電車にも乗れるように。

友人と舞台を見に行こうにも、ひとりで都内まで電車に乗るのが不安で、母に付き添ってもらったこともありました。

3年目は行動範囲がかなり広がったけれど、知っている人がいる・行ったことがあるなどの安心できる要素がないと、不安が強くなり行けなくなることもしばしば。


そして4年目に突入した今、ひとりで川越に向かうことができている。

こんなに時間がかかるとは思っていなかったけれど、状況は確実に変わってきているのだと思います。


ただ、行動範囲が広がったからと言って、どこにでもスイスイ行けるわけではありません。

今川越に向かうことができているのは、遠くても会いに行きたいと思える人に出会えたからだと思っています。


今日会いに行く人とは、イベントのボランティアスタッフをやったときに出会いました。

その後

その人が企画する音楽合宿に誘ってもらう

音楽仲間の方々と出会う

その人がやっているバンドのライブに行く
 
という流れで今日を迎えました。


今日行く場には、音楽合宿で出会った他の方々もたくさんいるから安心感があるというのも大きなポイントです。

でもなにより、「えいやっ!!」と新しい世界に飛び込んでボランティアスタッフをやってみた結果その方に出会えたわけで。


自分の心が動く方に進むと、その先で出会える人は自分にとって格別なのだと思います。


数年前は外との繋がりがほとんどなく、この先自分はどうなるんだろう?と不安でいっぱいでした。

なにか行動しなきゃ」と焦っていました。


でも、「なんか気になる!」と思ったことにできる範囲で挑戦していけば、いずれ光が見えるよと今なら言えます。

大丈夫。

いいなと思ったら応援しよう!