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発達障害当事者が就職するまでにやった事を全て紹介します!

こんばんは!あまぐもです。

今回は発達障害当事者の僕が就職するまでに行った事を紹介したいと思います。

結論:就労移行支援事業所に行って、就職しました!!


簡潔に伝えるとこうなるのですが、書かれた所で就労移行支援事業所が何かを知らなければわかりません。

就労移行支援事業所とは↓

LITALICOのサイトがわかりやすいので張っておきます。

就労移行支援は、一般企業への就職を目指す障害のある方を対象に、就職に必要な知識やスキル向上のためのサポートをおこないます。

https://works.litalico.jp/syuro_shien/

障害を持っている方が就職するのに必要な事を学べる場所です。

僕は実際にLITALICOに通い1年3か月で就職をすることができました。

必要な知識やスキル向上のサポートと言われると固い感じがしますが、面接での対応や自己分析、ビジネスマナーなどをテキストに沿って学びますので、そこまで難しい事はしません。

自分が何が出来て、何が難しくて、どういう会社なら自分が働きやすい環境なのかを調べていき、履歴書を書いて、面接して、採用されたら就職します。

就職するまでの道のりを3段階に分けて説明します。

【注意】
僕は就労移行支援事業所に通っている事が前提としてこの記事を書いています。


1:自己分析


まずは、自己分析です。

何が出来て、何が出来ないのかを見極めます。

実際に自分の障害の特性も考えます。ADHD、ASDの特徴はこのような物があるから自分が向いている職種はこうだなとか、この職業は難しそうだなというのを調べていきます。

特性の調べ方についてなのですが、過去の経験や誰かに指摘されたことを元に思い出して書き出してみるといいと思います。

ASDであれば、過集中、記憶力がよい、好きな物の解像度を上げる事が得意などの特性があります。(個人差はありますし、全員に当てはまるわけではありません。

どの特性も環境によって変化します。

過集中は1つのやるべき事に集中して取り組むのであれば有利に働きますが、複数のやるべき事を同時に行う事が求められる環境では1つのやるべき事にしか目が向かないので不利に働きます。

このように過集中という特性を自分が持っているのだなと認識すれば、自分はどんな職種で働けばいいかわかってきます。

一般的に言われているのは、マニュアル通りに進む仕事と言われていますが、それも本人がその仕事を出来るかどうかはやってみないとわからないので何とも言えません。

2:特性の洗い出しが終わったら、企業の見学や体験に行ってみる。


自分の特性がなんとなく見えてきて、出来る事と出来ない事の洗い出しが終わりました。

けど、ここまで書いていることは考えた事、過去の経験、ネットで調べた物であって、実際に企業で体験してみないと本当にその特性は得意に働くのかがわかりません。

なので、自分がこういう所が向いてそうだなと思う所に企業見学から入り、その企業の雰囲気と担当してくれる方がどんな人かを確認します。

正確には忘れましたが合計で20社以上は見学と体験を行ったと思います。

僕の場合は見学と体験してみて、その時の経験からこんな特性があるんだと自覚したことが結構あります。

自己分析をほどほどに済ませて、どんどん見学、体験に行きましょう!
企業様によっては細かくフィードバックを貰える所もあるので自己理解につなげる事ができます。

障害者雇用とは企業は足りていない人材が欲しいから募集し、就職したい人は自分が何を出来て出来ないのかを明確にすることによって企業に配慮して欲しい所を予め伝える事でお互いにすれ違いが起きないようにしようとすることが大事なのです。

体験と見学に行って、職業の選定と自分の特性の把握、企業にしてほしい合理的配慮を決める事が大切です。

合理的配慮とは、自分の特性で仕事をしている最中に円滑に行えないと思う事を企業側に伝える事です。

例えば、
・周囲の音が気になってしまうので耳栓をしてもいいですか?
・1時間に1回5分間の休憩を頂けますか?
・口頭指示が苦手なのでメモをとる時間を頂いてもよいですか?
などが実際に僕が企業に要望したものでもあります

あくまで合理的配慮は自分が出来る事の範囲内で納める事が重要だと思います。

3:就職に向けて履歴書と面接練習


自分の特性もある程度わかり、企業見学と体験によって自分の特性がどのように働くのかが自分でも気づき他者から指摘される事でより深まっている状態だと思います。

あとやる事は4つ。
職業の選定と就職先の候補と履歴書と面接練習になります。

例えば、

職業:事務
給料:最低賃金以上
就業時間:初めの内は6時間ほどで慣れてきたらフルタイム
合理的配慮:耳栓の着用、1時間経過ごとに5分休憩、作業工程のマニュアルを要望
自宅から電車で30分以内
福利厚生:○○○○

という条件にします。

就労移行支援事業所ではハローワークみたいに条件をいれると障害者雇用を募集している会社が出てくると思うので、その募集している企業から良さそうな企業をエクセルとかに書き出していきます。

複数の企業が出てくると思いますので見学や体験に行けるのであれば行ってみて企業の雰囲気を確かめてください。

文面だけではわからない事が沢山あります。

候補を絞れましたら、履歴書を書いていきます。

1から作る履歴書は本当にめんどくさいので頑張ってください。

履歴書は就労移行支援のスタッフさんに訂正をお願いしてください。
客観的な視点から自分の書いていない足りていないところを修正して貰えます。

履歴書の作成と並行して、面接練習を行ってください。

聞かれることは、就職先として選んだ理由、合理的配慮事項がメインになると思います。

企業側は何故この会社を選んだのかとあなたが何を必要としているのかがわかればいいのです。

面接練習も詳しくはスタッフさんと煮詰めてください。

4:まとめ


ざっくりとした流れを書き出してみました。

僕は運が良く1年3か月で就職する事ができましたが、3か月で退職しているので偉そうな事は言えません。

自己分析→企業見学&体験→面接&履歴書作成&企業選定で順調に行けば就職できます。

僕が就労移行支援事業所に通っていなければ、周囲のサポートを得る事が出来ていなければ就職する事も叶わなかったと思っています。

なので改めて就労移行支援事業所のリンクを張っておきます。

気になった方は電話を行い、就労移行支援事業所の方とご相談から入ってもいいと思います。


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あまぐも
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